英語字幕のフォント | DVD放浪記

英語字幕のフォント

「トゥルー・コーリング」は非常に気に入ったのだが、ひとつだけ残念な点がある。それは英語字幕に用いられているフォントの形状だ。

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私がDVDを購入する理由のひとつに、映画で用いられる英語表現へのアクセスを容易にしたいという願いがあり、DVDで映画を観るたびに、再生画面に表示される英語字幕を CaptionDVD というソフトで書き出して保存しているのだ。とは言っても、この「書き出し」作業は、一発で完了するわけではない。基本的にDVDの字幕はテキストとして簡単に抜き出せる形で置かれてはいない。実は、この CaptionDVD は、画面に表示される英語字幕の個々のアルファベットをOCR(光学読み取り)装置のように、いったんは「画像」として取り込み、ソフト内でそれらの形状を解析し、しかるべき「テキスト」に変換するのだ。

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当然、誤変換はあり、認識率は完璧ではないのだけれど、それでも、メジャー系のDVDの場合、かなりの精度で英語字幕のテキストが手に入る。特に20世紀フォックスのDVDなどは、ほとんど手直しの必要がないぐらい優等生だった。ところが、この「トゥルー・コーリング」では、認識率がガタ落ちになってしまった。明らかに、従来の映画とは異なる書体のフォントが用いられていて、ソフトがそれに未対応なのだろう。

とはいえ、ゼロから英語字幕を手で打ち直すことはやりたくないので、誤変換した全テキストをワードに移し変え、頭から順に読みつつ、同パターンの誤変換と思われるものは、検索/置換機能で修正していくことになる。まあ、これはこれで、真剣に英文に目を通すきっかけにはなるのだが、楽することばかり考えず、少しは勉強せい、ということなのだろうか。