今日、とあるお客さんからありがたい言葉を頂いた。


「シールは、御社にお願いしてないと怖いんです」

常に良い仕事を心がけているだけに、そのことを褒められたのかと思っていたら、続けて頂いた言葉に驚いた。


「データと仕上がりが同じになるようにデータ加工してくれるんで助かってるんです。」と。

社長以下事務員以外の全員が印刷の技術者の経験を積んでいるので、入稿データを見た時に、仕上がりが原稿通りになるかどうか把握できる。

同業には機械を触ったことがない営業マンが多く、仕上がりが思うように行かなくても、納期を間に合わせるためにクレーム覚悟の博打で納めてみたり、仕上がってからやり直すことになってしまったりということが案外多いらしい。


業界全体が異常なまでの価格競争になっている昨今、違う価値観で正当な対価を頂戴するという仕事ができていることを、本当に誇らしいと思った。

今日聞いたことを、明日の朝礼で工場にいてお客さんに会うことのない工員に伝えたい!
やはり、良い仕事をするということは、巡り巡って自分の気分を晴れやかにしてくれるものですね。