泉都別府に住んでいる関係で、ボクの住んでいるマンションには共同の温泉が付いています。
晩に入浴する際は勿論、朝余裕がある時は結構頻繁に利用しているので、結構顔馴染みめいた関係になったりする方もチラリホラリ。
その中に、さながらダルマに手足が生えたようなspecial fatなオジサンがいらっしゃいます。彼は彼なりに体調に気を使っているのか、朝ウォーキングか何かをしているらしく、まぁちょこちょこと裸の付き合いをすることがあるのです。
今朝ボクがスッキリした目覚めを更にスッキリしたものにするべく、共同温泉に行くと、脱衣所にダルマオジサン。どうやら今日はもうスッキリと汗を流されたらしく、ホッコホコと上気した顔で体を拭いておりました。いつものことなので、ボクはオジサンを気に留めることもなく服を脱ぎ始めたのですが、さて風呂場に向かおうと脱衣所を背にした時、突如背後から
『うンごふッ…』
という呻き声が。
ふつーに怖くて背後を振り返ると、そこにはダルマオジサンが靴下(スポーツタイプ)を右足にだけ履いている姿が。そう。彼は腹がつかえて上手く靴下を履くことができないのだ。ボクはどうしても好奇心を抑えることができず、スッポンポンのまま洋服の中に忘れ物をしたように装い(どう考えても無理があるのだが)、オジサンをサイドからチラ見で鑑賞することに。
すると、壁に背をつけオジサンは左足の靴下(スポーツタイプ)を手に取るや、気合い一閃左足目がけて靴下を勢いよく運んだ。
『ンンンごっふっガッ!!』
さっきの3倍はあろうかという唸りと共に靴下を必死に運ぶ。無情にも靴下は左足に届くことなく左足はそのまま脱衣所に着地。
オジサンの息は、切れている。
ボクは、朝一番から天然ドリフのようなこの画に笑いを堪えることができずに、浴場に駆け込んだ。その後、無事にオジサンが左足の靴下を履けたかどうかは知る由もない。
浴槽に入ると、リタイアしたオジサンが風呂の中で中腰になってただオブジェのようにツーケーまで浸かって静止している。なんだろうか、このシュールな画の連続は。試練なのだろうか。
こうして変なスタートを切ったボクの一日は、きっと何の変哲もなくいつものように過ぎていく。
あ、エイプリルフールじゃありません。実話です。
晩に入浴する際は勿論、朝余裕がある時は結構頻繁に利用しているので、結構顔馴染みめいた関係になったりする方もチラリホラリ。
その中に、さながらダルマに手足が生えたようなspecial fatなオジサンがいらっしゃいます。彼は彼なりに体調に気を使っているのか、朝ウォーキングか何かをしているらしく、まぁちょこちょこと裸の付き合いをすることがあるのです。
今朝ボクがスッキリした目覚めを更にスッキリしたものにするべく、共同温泉に行くと、脱衣所にダルマオジサン。どうやら今日はもうスッキリと汗を流されたらしく、ホッコホコと上気した顔で体を拭いておりました。いつものことなので、ボクはオジサンを気に留めることもなく服を脱ぎ始めたのですが、さて風呂場に向かおうと脱衣所を背にした時、突如背後から
『うンごふッ…』
という呻き声が。
ふつーに怖くて背後を振り返ると、そこにはダルマオジサンが靴下(スポーツタイプ)を右足にだけ履いている姿が。そう。彼は腹がつかえて上手く靴下を履くことができないのだ。ボクはどうしても好奇心を抑えることができず、スッポンポンのまま洋服の中に忘れ物をしたように装い(どう考えても無理があるのだが)、オジサンをサイドからチラ見で鑑賞することに。
すると、壁に背をつけオジサンは左足の靴下(スポーツタイプ)を手に取るや、気合い一閃左足目がけて靴下を勢いよく運んだ。
『ンンンごっふっガッ!!』
さっきの3倍はあろうかという唸りと共に靴下を必死に運ぶ。無情にも靴下は左足に届くことなく左足はそのまま脱衣所に着地。
オジサンの息は、切れている。
ボクは、朝一番から天然ドリフのようなこの画に笑いを堪えることができずに、浴場に駆け込んだ。その後、無事にオジサンが左足の靴下を履けたかどうかは知る由もない。
浴槽に入ると、リタイアしたオジサンが風呂の中で中腰になってただオブジェのようにツーケーまで浸かって静止している。なんだろうか、このシュールな画の連続は。試練なのだろうか。
こうして変なスタートを切ったボクの一日は、きっと何の変哲もなくいつものように過ぎていく。
あ、エイプリルフールじゃありません。実話です。