【連載企画:かあちゃんが全部教えてくれたこと・・・7】 | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

この連載も遂に折り返しを迎えて、まだまだ書き足りない

ものもあるのですが。


何をどうやって伝えるべきなのか?


毎回その辺の観点をしっかりと見極めた上でどうしようか?

そこから始めているので、実は遅筆気味になっていますが・・・。


そんな事を言っている内に、また来月になってしまう訳です。


1年経つのが本当に早いもんだと、実感させられています。



今回のテーマはこちらです。



【患者も医療ミスを防ぐ必要がある】


この記事を作成している頃に、立て続けに親戚の叔父さんやら。

いとこが入院したりで。


しかもあの、かあちゃんが入院した近所の私立大学病院だ。


そして、ご多分にもれず。

どういう訳がきちんと治療できておらず・・・。


あんだけかあちゃんが苦しめられた病院なのに、何でそんな病院へ

入ったのか?もう、疑問が尽きない・・・。

うち一人は、やむおえない部分はある。救急車で緊急搬送された

のがそこだった・・・のは。選択の余地がなかったのかもしれない。


だが、悲しいかな。

かあちゃんがそこではなく、県立病院へ行けたのは。

家族、特に私が毎週せっせと送り続けて、同行したからだが。

それぞれに事情はある・・・。


医療ミスと言ってしまえば、当然病院側には重大な責任と謝罪が

あってしかるべきだし。

医者としての終焉を迎えるべきであるだろうとは思う。

もちろん、かあちゃんの入ったその病院のその医者が医療ミスを

犯して。後に半年間の謹慎だった事もあった。


だが、患者側もそんな病院を選ばざるを得ない事情を思えば。

悲しいかな運命では言い切れない、悲劇なのであって。

それで失敗した例を何人も見てきている。


だからこそ、ここでこうやって書いて、一人でも多くの人の心に

この警鐘が届いて欲しいとも思っている。



今回の医療ミスとは、まずいとこ。


私からみて、叔父さん。当人にしたら父親が、長年の闘病の末

3月末に亡くなった・・・。

かあちゃんの兄貴だ・・・。


脳梗塞、高血圧、糖尿病、肝臓、腎臓と悪くし。

最終的には排せつ物が出せず、毒素が体中を回ってしまった・・・。

かあちゃんよりも辛く厳しい状況が長く続き。

その家族の心労も心中察するにも想像が追いつかない・・・。


その疲れからか?

十二指腸潰瘍を起こし、更に胃に穴が開いてしまい。

胃液が他の臓器、腹空内に広まり。その洗浄手術等があったようだ。


だが、本人が太っているだの。体質の問題だの。色々と言い訳付けて

自分達のミスを認めずに。再び傷口が開いてしまったようで。

その為の再手術だの、入院延期だの、再入院だの。

全く今後の予定も経たない酷さ。


親父も胆石で入院した時も、退院して3日もしないのに具合が悪くなり。

緊急外来に電話した時には。

“うちには関係ありません!”

とか言い放つ始末だ!

関係無い訳ないんだ!本来ならばまだ入院していてもおかしくない

時期なのに。快復が順調だったから出たのであって。

もしかしらたまだ入院していたかもしれない時だったのから。

断じて“関係無い訳はない!”のだ。


そして、もうひとりの叔父さんは、かあちゃんの兄貴で長男だ。


叔父さんの方が、少々深刻で。

胃と食道の間付近にがんがあり、胃の全摘出を行い。

術後は胸水が溜まってしまう、かあちゃんと同じ状況に・・・

おいおい説明するが、次から次と問題が起こり。

医療従事者としての技量を疑わざるを得ない状態が、次から

次にと起きたのだ。


まあ、親は子供を選べても、子供は親を選べない。


とは言うが。

患者が病院で選べても、医者そのものを選べる訳ではない。

ましてや、緊急入院なんかでは、有無も無くベットの空きがアルナシ

だけであって。そこに医者の技量や経験等で判断できるものではない。

もっとも、どこへ行っても同じだけの治療を受けられる事が大前提

であるから。

後はそこが信用できるのか?できないのか?でしかない。



だが、今度は逆に患者側も医療ミスを誘発させるような?出来事がある。



同じようにがんセンターへ通うようになり。

今まで見た事も無い程、診察までの段取りがこれでもか!?

という位に徹底されている。


まず、来院したら。


1.受付機で診察券を通して確認。

2.受付機から出てきた紙を受取り、その紙にある通りの指示に従って。

血液検査や、他検査。あるいはどの科から回って次の診察、次ぎの診察

と回らされ。

3.血圧、心拍数、今日まで状況での異変があったのか?なかったのか?

用紙に書かされて、それを診察の際のとっかかりにする。

4.そして、ようやく医者との診察が始まる・・・。



もちろんそれだけじゃない。

どんなに小さな注射であっても必ず、患者の名前、生年月日を確認させられる。


そう、医療ミスで患者を取り間違えると大変だからこそ。

この徹底した確認作業が行われる。



かあちゃんなんかは、何年も通っているから。

看護師さんでも長い人なら、顔も名前も覚えている。

むしろ覚えていない方が後あと大変なのに、それでも分かっているけども

確認の上には確認を・・・。念には念を入れて確認を怠らない。


巨大な病院であってもなくても、石橋を叩いて渡るかのような。

1回1回を慎重に行っている。



そんな言わば、段取りオタクのような徹底した病院なのにだ!


受付機で診察券を通さず、そればかりか血液検査もせず、

更には医者との診察もなく。

いきなり来院10分で、抗がん剤だけ打てればそえでお仕舞い。

という、暴挙と言っても良い程の中高年患者が実際にいて。

受付で大モメになったのは記憶にも新しい。



もう、何年もそこに通い。同じ事を繰り返す毎週であれば。

全ての段取りをふっ飛ばしてでもOKだと思っている。思ってしまった

のだろうが。そうは簡単に問屋は卸さない。

医療ミスをおこさない為に、何重にもシステムが働いている事で

事務的なミスを極力起きないようにしている。

もちろんそれだっけ完璧ではない。


だが、患者側から病院を試すようなミスを誘発する行為が

絶対に正しいとは言えない!


だからこそ、患者側がミスを誘発させることのないようにしないと

ならないし。

診察で待ち時間2時間、診察2分、抗がん剤4時間。

間違いなくその日1日があっという間に消えて行きますよ・・・。

朝日を拝んだと思ったら、帰る事には真っ暗ですよ・・・。


分かるんだ!気持ちだけはね・・・。


でも、やって良い事と悪い事位はわかるでしょ!?

もういい加減ナイスミドルなんだから!


少しでもミスをしない為に、医者がどうこうするのは当然だが。

患者としても、きちんとした気持ちを持って行かないと。

全部辞任に返って来るんだ!っていう事を今回忘れないで

もらいたいものだ・・・。