釣り人の狙い目は恐らくそこら辺だろう。

アルアルを繰り返す事で
あらゆるメディア操作で惹きつけておきながら、
逆に人々の関心から最終的に遠退かせ、
他者に理由を押し付けない操作されない世界を。

スタンドアロンの目覚め。

もう少し砕いてみるとしよう。
ルシファー役を買って出た先見の明は、
ある事が起こると言う情報を長期的に流す。
それが過ぎれば何度かに渡って類似した情報を流す。

当たる事もあれば
情報通りに起こらない事もある。
ここで当たる、当たらないで論じてる者は
まだ操作されている。

恐らく当たらない事も操作側にとっては
予定通りだからだ。
人々が操作に期待しなくなるまでそれは続けられる。

何か起こると待ちわびている人を
一人残らず自立させる為、彼らは予定通りに行い、
予定通りにわざと何もしない。

コレは人々の依存と奴隷からの解放。

彼らはいつの日か、
言われたからやってくれるような支配者自身にとっても
甘い汁の世界を自らの手で壊す可能性がある博打を打って
楽しんでいる。

果たして人間が長い間、当然のように施工されたピラミッドを
聞く必要の無い命令だと気づくまでどの位の時間を持て余すか。

ノストラダムスにアセンション。
彼らは起こす風に見せ、起こさない。

そこで失望を覚える民衆は奴隷だ。
流す方も失望するだろう。でも今度、

流す方が約束を守ってしまえば人は人で無くなる。

恐れさせようとしてまんまと怯えてくれるし、
エサをあげる振りをしてまだあげないうちから
しっぽを振るペットに人を変えてしまう。

釣り人のポイントはそこだろう。
与えられた事は何ひとつ当たり前では無い。


何も起こらなかったときこそ、人の意識が自発的に変わるチャンスか、
それとも何事も当然と受け取る奴隷に戻ってしまうかの瀬戸際、

常識とはいつもそう思わされる事だと
一体いつ気づくのか、釣り人は呆れながら
あと少しで永い眠りにつくところ。