京鋏徹底研究 7

 

焼き入れた植木鋏、音がイイ!、、、

 

音がイイ?

 

なんで?

 

イイ鋏は音がイイらしい^ ^

 

その昔、現水落讃岐親方に連れられて河内長野の正定に訪ねた衝撃のカルチャーショック、、、

 

沢山の鋏の中からイイ鋏を選ぶ

正定

 

今まで自分の手に合った鋏くらいの気分で選んでいた自分^ ^

 

^ ^外野から、、、

 

音がイイですか?

 

音?、、、 はて?

 

さて? 今まで鋏選びの中で「音」は無い^ ^

 

音、、、イイ音、だったかなぁ?

 

そういえば、昔昔雑誌「庭」に大覚寺の鋏が紹介された時、そんな「鋏の音で自分の鋏かどうか判る」の様なことが書かれていた事を思い出した^ ^

 

なる程、、、

 

音か〜、音ねぇ〜って、

 

口清の打ち当り音

 

そもそも極軟鉄に鍛接なので打ち辺り部分の音はそれ程高い音ではない。

 

今までの自身のイイ鋏選び、、、

 

「音、、、!?」

 

その時点でパニック!

 

 

ましてや、先代安弘の普及版の鋏からも鈍い音しかしない…

 

しかし、、、

 

当時大覚寺を持つ知人より渡された御自慢の鋏は確かに音がイイ、、、華奢でしかも細くて、、、

 

大覚寺と安広

 

そうか、ある意味安広と異なる処は重さとゴツさ、、、だった、つまり品が良かった。

 

未確認であるものの、大覚寺の鋏はある意味積年の手入に使われる鋏であろうかと、、、思う。

 

大覚寺足部分は指に優しい納めになっています^ ^

 

そうそう、、、隙間は程よく開いています^ ^

 

あまりピッタリ付けると折れやすくなるのも、、、、

 

イイ音がする鋏の特徴かもよ。