ケニアにどうやっていくか。 


もちろん、船や列車で行こうかと悩んでいるわけではありません。 むしろ、それなら楽しそうです。


日本から直通便がない限り(当時)、何処かの国を経由しなければならない訳ですが、トランジット先は色々あるのです。 

ルートは大きく分けて3コース。香港やシンガポール、バンコクなどの東南アジア、ドバイやドーハの中東アジア、そしてヨーロッパです。


日本人には余り馴染みのないケニアという国ですが、欧米人にとっては避暑地として定着している為、ヨーロッパ各地からケニアを結ぶ航空便は充実しているようなのです。

しかし、飛行時間の事を考えても、ヨーロッパ経由は現実的ではありません。


広島に住む私達としては、広島空港から出発する事が最善なのですが、私達の日程やアクセスを考慮すると、残念ながらこれもうまくいきません。


結婚式は7月26日。 その2~3日後に出発し、旅行期間は10日間程度を予定しているのですが、日本ではお盆休み、ケニアでは観光ハイシーズンと、航空チケットの獲得もかなりハードなタイミング。 

その為往路や、復路のケニアからトランジット先までは取れても、最後の帰国便がなかなか取れないのです。


苦闘すること数日、次第に私に一筋の光明が。 関西空港から中東を経由して行く方法に絞れてきました。


航空会社は「エミレーツ航空」か「カタール航空」。 前者はドバイを経由し、後者はドーハ。


ドバイと言えばオイルダラーで爆発的な繁栄を続ける、アラブ首長国連邦の中でも代表的な首長国。 

白いワンピースを着た、いかにもお金持ちそうな色黒の男性が、砂漠の中に建てた宮殿のような家に住みホテルや商業ビルの開発を次々に進めていく、そんな光景がテレビでもよく紹介されています。 まさにバブルですね。


しかしさすがにそんな国の航空会社です。 エミレーツ航空は世界でもトップレベル。 あるランキングでは、あのシンガポール航空に次いで2番目の評価を得ています。


また、ドバイには全日空も乗り入れており(当時)、ここから「ケニア航空」で行くという方法もあります。


アクセスが良い上にローコストなのですが、このケニア航空の飛行機はなかなかシブい。 

トイレに汚物が溜まり、壊れた手洗器はガムテープで補修してあるようです。 

これを見て、珍しい経験をさせて貰ったと大笑い出来れば良いのですが、私にその度量はありません。


「トイレ、壊れているみたいだよ」


と言って、妻にバレないように苦心するのが、関の山でしょう。


一方、ドーハと聞いて思い出されるのが「ドーハの悲劇」。 日本人には忘れられないロスタイムです。


他には特に印象にない街です。 人に言われて、カタールの首都である事を思い出す、その程度です。

しかし実際には、こちらも石油の高騰化のお陰で“ドバイ化”が進み、建設ラッシュのようです。 

航空会社の程度に大差はなく、結局、アクセスが良い、このカタール航空を利用する事を基本としました。


“基本としました”


そう、簡単には決定出来ない事情が私にはあるのです。  (続く)


with 愛妻!
私達が乗機したカタール航空機。 設備やサービスは充実していた。


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