NY金⑫
1315.3ドル△17.4ドル

NY金は急伸。

ジャクソンホールでのイベントリスクが解消されたが、金にとっては弱材料になるとみられていたが、イエレン米FRB議長、ドラギECB総裁とも利上げに対する言及がなかったことで、逆に金はリスク要因で買われ易くなったとみられれている。

加えて、ここにきて金ETFが増加傾向をみせており、実需の買いが期待され始めており、また、時期的にインドの輸入拡大を迎えるためで、実際にその動きがみられ始めている模様。

昨夜は、実需の買いが期待できることも買い安心感につながって、上値追いの展開となり、今朝方は北朝鮮がミサイルを発射した事で、フロア後の時間外では1320ドル台まで続伸している。

NY原油⑨
46.57ドル▼1.30ドル
 

NY原油は急反落。

ハリケーン「ハービー」は上陸後、半日程度で熱帯低気圧に勢力を低下させたが、大雨をもたらすことになり、テキサスの多くで大規模な洪水に見舞われている。

今後とも大雨が続くとみられ、製油所の操業停止が長期化する懸念から、NYガソリンは期近ベースで約2年振りの高値を示現したが、一方で、原油在庫の積み増し懸念からWTIは急落し、7月24日以来の安値を示現することに。

原油輸出に与える影響も懸念されていた。
米国の石油製品価格が上昇すれば、欧州からの石油製品輸出の拡大につながるため、ブレントの下げは限定的で、WTI売り・ブレント買いのスプレッドも目立っていた。

NYガソリンもいずれは供給不安の解消につながるとみられ、また、欧州からの輸出攻勢も警戒され、高値から大きく値を消している。

by ジョージ地球
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