NY金⑫
1255.6ドル▼2.9ドル

NY金は続落。

フロア後のFOMC声明を受けて急伸し、1260ドル台を回復している。

米FOMC声明では金融政策は据え置かれ、資産圧縮の早期実施の可能性も指摘されていた。

内容は予想通りだったが、米長期金利の低下がみられ、ドル安・ユーロ高が一気に進行し、マイナス圏で推移していたNY金は大きく買い直され、1260ドル台に上伸。

プラス圏で推移することに。物価上昇の2%目標がやや後退したことが金利低下の要因とも考えられる。

6月FOMCでのインフレの現状認識のは「直近、インフレは鈍化し、コア指数は2%を幾分下回る水準で推移」との表現だったが、今回はこれを「総合指数、コアともインフレは鈍化し、2%を下回る水準で推移」に変更しており、変化はないようにも思われるが、「幾分」が削除されている分、表現をハト派な方向に修正した印象が強まった模様。

東京金は上伸。
フロア後のGlovex急伸を受けて、急激な円高の中でも上値を伸ばす形となっている。

NY原油⑨
48.75ドル△0.86ドル
 

NY原油は続伸。

注目の米EIA在庫統計で、原油在庫は前週比720.8万バレル減となったが、前日発表された米API在庫統計での原油在庫の1020万バレル減と比較すると、減少幅が縮小していた。

それでも大幅減少に変わりなく、ガソリン在庫は逆に米EIA発表では減少しており、ガソリン需要の改善が影響しており、ガソリンの上伸が目立っていた。

また、原油生産も減少したことで、全般に強い内容の発表。
清算値決定にかけて米FOMC声明を受けたドル安・ユーロ高が進行し、それを材料にWTIも上げ幅を拡大することに。

OPECの減産目標遵守要請の動きもあるだけに、目先は強調地合いが期待される。

  by ジョージ地球
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