【美しき白石島で恐怖の幕が上がる】
2009年に怖い話の投稿サイト「ホラーテラー」に投稿され、その後、2ちゃんねるに再投稿されたことでネット界を騒然とさせた怪談「リゾートバイト」が映画になり、10月20日から全国のイオンシネマ等で公開される。
このネット怪談は「全ての都市伝説の集大成」とも言われるが、そこに登場するのは、ある旅館での儀式によって生まれた、古事記の蛭子伝説を連想させるような異形の赤子たち。
本当にこんなことが起きたのか?と思ってしまうが、ネット怪談には人々をストーリーに引き込む魅力がある。
そんな「リゾートバイト」を、同じく2ちゃんねる怪談映画「きさらぎ駅」で監督を務めた永江二朗が再びメガホンを取る。主演は伊原六花。
この映画の主要ロケ地は、岡山県笠岡市の笠岡諸島の白石島。白浜その他、景観が美しい場所が随所にあり、過去、何度か映画やドラマのロケ地になっている。
映画の公式サイトでは60秒の予告動画が公開されているが、グーグル・ストリートビューを使って、8ヶ所のロケ地が特定できたから公開したい。
(1)白石島旅館 華大樹
異形の赤子が住む旅館、八代屋は「白石島海水浴場」沿いに建つ「白石島旅館 華大樹」がロケ地。
伊原六花等、3人の学生(原作怪談は3人の男子学生)がここで恐怖体験をする。
華大樹は元々「中西屋」という旅館で、グーグル・ストリートビューでも中西屋のまま。
(2)馬越石材の石材置き場
伊原が小学生の男児か、或いはバイト仲間と共に乗った車が走った所。
石材の中にはマラ石のような形のものも映っているが、石材は出荷されていくため、同じ光景はない。
(3)フェリー乗り場西の道路カーブ
伊原たちが島に上陸し、八代屋へと歩いていくシーン。
カーブの海沿いには長方形の句碑がある。
(4)白石島海水浴場波止?
僧が海に向かって何かを唱えているシーン。
白石島海水浴場の北端になる。
(5) 白石島海水浴場の浜
白石島海水浴場の浜で伊原たちが会話しているシーン。公式サイトのヘッダー画像もこの浜。
華大樹よりは北方になる。
奥に映る青い建物は「ゲストハウスしらいし」だが、グーグルストリートビューではまだ「民宿はらだ」のまま。
(6)白石島海水浴場南の道路カーブ
地元の女子生徒たちの通学(モデルは白石中学校か)のようなシーン。
くねった堤防がロケ地特定の鍵。
カメラは浜から撮っているため、グーグルストリートビューでは、カーブ部の道路と一緒に南方の民家は写らない。
(7)開龍寺大師堂
伊原が僧(祈祷師か)と共に大師堂の石段を上がるシーン。
大同元年(806)、弘法大師が唐からの帰国時、白石島に寄り、修行・開山したのが開龍寺。
大師堂は神島霊場八十八ヶ所奥の院根本道場になっている。
(8) 白石島海水浴場北の道路カーブ
予告動画最後の「コイツは誰だ!?」のテロップ時に、手の指が異常に長い女の化け物が登場するシーン。場所は(4)の側。
この異形の女は映画のオリジナルなのか?
この映画は私の地元県では上映されないが、観に行ったらまた、ロケ地情報を追加したい。
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