ジブリアニメの疑似聖地(5)もののけ姫のドルメン的景観 | キュアなハートでレッツ・ラ・前進!~プリキュアラーたちへ~

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近つ飛鳥風土記の丘と岩屋のある裏見の滝

「もののけ姫」の前半部、アシタカがタタラ場の女に胸を鉄砲で撃ち抜かれた後、サンがドルメン的隧道型洞窟の中でアシタカを手当てした。

 

ドルメンは「支石墓」や「卓状石」と訳されるが、前者の場合は古墳の石室等の埋葬遺跡を指し、後者はストーンヘンジのような先史の祭祀遺跡を指す。いずれも形状は一対の支石の上に、天井石を載せたもの。

 

もののけ姫に出て来たものは、実際にはない形状で、支石墓と卓上石の両方の性質を兼ね備えたもの。あのような何百トンもの組み石を使用して且つ、きれいに整形されたものは現存しないだろう。

 

もののけ姫のものは、入口が山中にあり、出口が谷の上の絶壁にある。出口から舌のように巨石が谷側に飛び出しているが、その舌状石は千葉県鋸南市の「地獄覗き」を彷彿させる。

 

その出口側のドルメンの景観に似たものは日本にはなかなかないが、内部から出口側の高度感のある空間を望む景観なら、丘陵等にある古墳が疑似聖地になり得る。

 

すぐ思い浮かんだのが、大阪府南河内郡河南町にある「近つ飛鳥風土記の丘」の古墳群のD-4号墳。内部から空が見えるほどの高所じゃないが、丘陵にあるだけに普通の古墳よりは高度感がある。

 

但し、ドルメンではなく、支石にあたる部分は石積みになっている。

6世紀後半の築造で、羨道の全長5.8m、幅1.5m、高さ1.6m。奥の玄室は全長3.9m、幅2.5m、高さ3m。→公式サイト

 

もののけ姫のドルメン的洞窟は、入口と出口とでは全く景観が異なる。入口部の景観に似たものですぐ思い浮かんだのは、高知県佐川町にある裏見の滝「大たびの滝(おおたびのたき)」。

 

通り抜けられる洞窟を擁する裏見の滝は徳島県にあるが、この滝の裏側は岩屋程度。が、その岩屋の形状がもののけ姫のものに似ている。全景写真では岩屋の左横に滝が懸かっているように見えるが、実際には完全に瀑布の裏側に入ることができる。

 

落差こそ10m程度だが、夏場は涼感を得られるし、滝の天辺にも簡単に上がることができる。ただ、周辺の道路が狭いため(駐車場もなし)、地元ではJR土佐加茂駅から徒歩で車道を登るよう、勧めている。

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