私がアメリカの大学でスポーツ医学を
学んでいるときに、非常に圧倒されたことがあります。
それは、教科書がものすごく大きく厚い
ということです。ページ数でも800~1000
ページもある教科書が当たり前です。
しかし、大きく厚いのには理由があり
教科書の内容が、大学生用、学者用
なのにもかかわらず小学校で学ぶような
基礎からしっかりと説明されているからです。
また、文章もいかに解りやすいかを意識して
書かれており、同じことを何度も表現を変えて
説明しています。
従って、教科書を読んでいるうちに、基礎から
そして何度も何度も繰り返し説明してくれているので
自然と理解できるようになる。という特徴があります。
日本では、簡単な事をいかに難しく表現するかが
いい教科書、専門書だと、著者目線で書かれていますが
アメリカの教科書は、読者目線で書かれていると感じます。
私は、「わかりやすい」ことが一番大切だと思います。
教科書だけでなく、講義も、会議も、商談も、対話でも。