こんばんは。
こころカウンセラーのつばさです。

神戸の六甲に住んでいるお友達から
4連休の最後の日、
関西の空で
こんな夕焼けが見られた!
と画像が届きました。

なんて美しい夕焼けなんでしょう。

ご自宅のマンションの玄関を出たところから
撮られた景色。

 



こちらはご主人が撮影。
六甲山が写っています。


 

こちらは友達自身が撮影。

どちらも美しい。

同じ方向の景色を見ているのに、
スマホの種類が違うだけで、
こんなに見え方が違うなんて、
不思議ですね。

今日は、

「聴くこと」

について。

心理カウンセラーの方なら
どなたも最初に学ぶ
「聴く態度」。

わたしが学んだ学校では、

「アクティブリスニング」
(積極的な聴く態度)

と呼ばれていました。


具体的には、

①うなずく
②あいづちをうつ
③おうむ返し
(相手の話を繰り返す)
④共感する
⑤要約する
(お話の概要をまとめて、
適宜お伝えする。)

という内容です。


「聴く」トレーニングの

一番最初は、
2人1組になって
1人が3分位話し、
もう1人が
①と②だけで
相手の話を聴きます。

ひたすら、
うなずいて、
あいづちをする。

うなずく、は

相手の話に合わせて、
首を縦に振る。

あいづちは、
「はい」
「そうなんですね」
「なるほど」
という程度のもの。

たったこれだけなのですが、
私たちは日常、
会話の中で、
相手の話を、
ただうなずいて
あいづちをうつだけ
という聴き方をすることが
まずできていません。


相手が話をし始めたら、

「うんうん、わかる!
わたしもそうなのよ!
この間もね・・・」

といつの間にか、
話題を取ってしまったり、

「お前の話は長い!
要点を言いなさい!
結論から先に言いなさい!」

と会社でのみならず、
家庭でも、
知らず知らずのうちに、
相手の話が終わる前に、
自分の知りたい情報だけを言わせて、
手短に、
話を切り上げようとしたり。

思い当たることは
ありませんか?

もう15年も前に、
初対面の生徒さんとした
たった3分きりの
ロールプレイ。

相手がただ、
わたしの話にうなずいて、
あいづちを打ってくれて、
決して途中で遮られないという
安心感の中で聴いてもらうと、

想像以上に、
話せた感や満足感を
味わえたという感動を、
今でも鮮明に覚えています。

心理カウンセリングを
学びたての当時、
ある人からいただいた
本のタイトルが、

『聴くことは愛すること』

でした。

ただ「聴く」
(相手のことばに耳を傾ける)
という行為が
夫婦であっても
親子であっても
友達であっても
上司と部下であっても
お医者さんと患者さんであっても
忍耐を要する
「愛」の表れであることについて、
丁寧に書かれた本でした。

たった3分でも、

「わたしはあなたの話を
聴いていますよ。」

という聴く姿勢は、

「わたしはあなたのことを
大切に思っていますよ。」

というメッセージを
伝えることのできる
愛の姿勢でもあります。

もしもやってみようかな?
と思われる方は、
是非、試してみてくださいね。

そして、
今日この記事を読んで、
「今のわたしに
そんな余裕はとてもない!」

逆にいっぱいいっぱいになって
しまう方がいたら、

それは、今、
他でもないあなたが、
聴いてもらう必要が
あるのかもしれません。

または、
心と身体の休息が
もっともっと必要なのかもしれません。

忍耐強く、
ただ黙って、

「聴くこと」は

実はエネルギーがとても要ることなんです。

その方はどうぞ、
ゴロゴロしたり、


 

もし可能ならば、

「3分で良いから、
私の話を何も言わずに
聴いてもらえませんか?」

と周りの人にお願いしてみてください。

いつも精いっぱい

頑張っているあなたが

リラックスできますように。


最後まで読んでくださって

ありがとうございます。

越乃 つばさ