【端午の節供】横浜西洋館エリスマン邸の装飾‐つづき | PREMIUM STYLE ~フランスの花とテーブル~

【端午の節供】横浜西洋館エリスマン邸の装飾‐つづき

$PREMIUM STYLE  ~フランスの花とテーブル~

エリスマン邸での端午の節供の展示はあと2日となりました。
端午の節供というと男児のお祝いのイメージがありますが、今回、私たちは端午の節供にまつわる1つ1つの由来にこだわりクロスオーバースタイルで大人の雰囲気で仕上げております。

ダイニングと応接室のテーブルコーディネートは加美山が担当いたしました。
食器にもこだわりがありますので、おでかけの際には是非お楽しみください。

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本日届いたダイニングテーブルの菖蒲の写真です。初日に比べると花が見頃になってきました。
菖蒲は1年の中でこの時期だけ見れるお花です。流派により生け方があり、葉の向きも決まってます。一番美しい生け方はいけ花だと思いますが、今回は花もクロスオーバーで表現いたしました。
ヨーロッパのテクニックを使ってます。まるで外に生えている菖蒲を丸ごとテーブルに持ってきたかのような雰囲気に仕上がりました。

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手ぬぐいを使っての装飾です。窓枠に合わせて、手作りで作りました。

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酒宴のテーブル。こちらは菖蒲酒で大人のテーブルです。


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今回、私は花装飾と室礼を担当させていただきました。
こちらの奉書で折った兜は、目線より高い位置に置きました。紙=神と見立てて、高価な兜がなくても心を込めて折った紙の兜で神様に感謝の気持ちが届きますように。

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端午の室礼
ゼラニウムは日照りが続いても根が耐えない植物で、家が代々続くようにとの意を込め根付きのまま盛ります。
柏の葉に包まれた柏餅は、新芽がでないと古い葉が落ちない柏の木にあやかり、新芽(子ども)が育つまで親が寒風から子を護る思いが込められます。
は戦時の非常食でもあり、国を憂えて川に身を投じた楚の武人・屈原を慰めるためにささげられたといういわれがあり、その高潔な精神にあやかります。
ビワは初夏に「結実大成」を表す代表的なくだもので、努力が実を結び、子どもが大成することを願います。
鎧兜や鯉のぼりは男児の成長、家の存続を願う心が込められてます。鯉が滝を登り切ると竜になる、という中国の「登竜門」の故事より、男児の立身出世を願って鯉のぼりを飾るようになりました。

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サンルームには沢山の菖蒲を活けました。エリスマン邸風にヨーロピアンスタイルで。

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そして芍薬と菖蒲もヨーロピアン風にアレンジいたしました。

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こちらは横山が今回の為に製作した作品です。桐箱に和紙を装飾しております。金沢より取り寄せたもので、兜や雛人形などをしまったりする箱だそうです。
花器の台と花器にも和紙が施されています。

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窓枠にも横山の折り方で装飾してあります。
今回、横山の和紙はダイニングテーブルと酒宴のテーブルでもご覧になれます。


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装飾に映る木漏れ日が美しく、あたたかい気持ちになってきます。

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