ただ、ただ、前進する

二週間前に懸念していた通り、
安定期に入った途端に綻びたところがポツポツと出てきた。
猛スピードで進んでいる間は、見えていなかった部分が、
時間の流れが緩やかになることによって、目に留まることになる。

時には立ち止まって振り返ることも大切なことだ。
何ができていたのか、何ができなかったのか、
これからの課題をいつまでに解決するべきなのか。

新たな人事制度を九月までに作成する。
順序から言えば、中期事業計画を作っている。
新人事制度は、その中の１つに過ぎない。

企業として転換期になった今年度。

新たなページを開いたけれど何も書かれていない。
真っ白なページにストーリーを書き連ねることは、
簡単なことじゃない。

書き始めては手を止めて本を読み返し、
どの様にこの会社を運営していけば良いのか。
自らの責任の重さを今更ながら感じている。

こんな時、先代がいてくれたら。
先駆者として頼れる人がいてくれたら。
社内にこの感覚を共有できる人材がいてくれたら。

「甘ちゃんだな」と一人で笑ってしまった。

人間は常に孤独であり、組織は個の集合体なのだ。
そして、その道を選択したのも私自身だ。

会社に一人残って、孤独を噛み締めつつも、
支えてくれる仲間や温かい友人たちがいることに改めて感謝。

◎ありがとうございます。

さぁ、勇気を出して前に進もう。
立ち止まることがあっても後退はしない。