20代の頃は、根拠のない自信に満ち溢れた私は、
なんでもできる様な気がしていた。
しかし社会は甘くなく、出る杭は打たれて落ち込んだり、
逆に春の竹の様に突き出る様な成長も経験させていただいた。

30歳を過ぎて、子どもを育てながら、
寝る間を惜しんで仕事をした。

今思い返せば、お話にならない管理者だった。
自らをマルチタスクだと信じて手を広げたが、
1人では、何にもできないことを思い知らされた。

35歳の頃、人生の折り返し地点を感じ、
足し算に感じていた時間を引き算で考えるようになった。

同時に削ぎ落す作業が始まった。
本当に自分がしたいことはなんだろう。
何を残していけるのだろう。
もがいた2年間で3度も転職をし、辿り着いたのが当社。

40歳を過ぎて、改めて理解したことがあった。
何度となく人に教えられ、何度となく理解していたはずだが、
ようやく本当の意味で腹落ちした。

それは、「組織」「チーム」「仲間」の大切さ。
そして組織を推進させていくには、
「仕組み」が必要なことを学ばされた。

◎社員が働きがいを感じる仕組み
◎人事採用が成功する仕組み
◎お客様に満足していただく仕組み
◎ITを通じて社会へ貢献できる仕組み
◎事業を継承していく仕組み
◎利益が出る会社の仕組み

○入社した社員が定着する仕組み
○社員の家族にも理解される仕組み
○お客様のお客様に届く仕組み
○個々の高生産性を実現していく仕組み
○組織として先行投資する仕組み

個人は、夢、目標、情熱、
現場は、ルール、教育、時間
組織は、ビジョン、計画、そして『仕組み』。

仕事を社員に任せ始めた。
現場の仕事から離れつつある。

個々人は、リーダーに任せた。
現場は、できる限り担当者に任せている。
そして組織を成長させていくことが私の仕事。

もっと本を読み、人と会い、知識を高め、
短期的な成功と失敗を繰り返しながら
中期的に組織を成長させていきたい。