アクティブ・カラーセラピーの新しいコースは、私が何か思いつくというより、様々な方のご要望にお応えする形でその都度作成していきました。

 


「アクティブ・カラーセラピーで、色を使って子供の気持ちを知ることはできませんか」  養護教諭でアクティブ・カラーセラピストのSさんからのオーダーでした。

 

 

コース作成後はデータを取って、効果を確かめなければなりません。知人の子供さんやSさんの小学校の生徒さんにお願いしてデータを収集し、確証を得ることができたのでチャイルドコースと名付けました。

データを取った際に分かったことがあります。

子供達には家庭と学校という、とても狭い世界にしか居場所がありません。 そのうえ何を言っても「うん、うん」と真摯に耳を傾けてもらえる機会に恵まれていない場合が多いのです。私自身も子供達に「ママあのね」と言われても「ちょっと待って」を連発していたことを思い出しました。

 


チャイルドコースを使って、子供達の心の声を聴く大人が増えて欲しいと願って、セラピスト養成講座の中にも導入しました。

 

 

講座では実際に子供相手にチャイルドコースの実技練習をすることができないので、大人の受講生に子供になったつもりでセッションを受けてもらいました。
「子供の頃」という大まかな前提で子供時代を想定して色を選んでもらうと、思いがけない結果が次々に得られたのです。

 

 

Jさんはクライアント役になって、すうっと自分が小学生の低学年だった頃に戻り、手にした紫から

 

 

「松田聖子ちゃんの唄が好きで良く歌っていた」

 

 

次に選んだ水色から

 

 

「褒めて欲しかったのに、何も言ってもらえなかった」と言い、

 

 

最後に再び手に取った紫から、

 

 

そのころの自分に「褒めてもらわなくても、好きならずっと歌っていいよ」と言ってあげたいと口にされたのです。

 


直後にふっと現実の自分へ立ち返って、「評価は気にしなくていい。好きなことをどんどんやろう」とメッセージカードに書き記し、続けて「人と比べることをしないで、好きなカリグラフィーをやる」と結ばれたのです。
 

 

子供の頃に言ってあげたい言葉が、

今の自分を励ます!
なんだか心がじんわりと和らいでいくようなセッションになりました。

 

Jさん、投稿をご了承頂き有難うございました。

 

 

 

 

 

 

アクティブ・カラーセラピスト養成講座

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