アクティブ・カラーセラピー協会の

吉原峰子です。



行きたい行きたいと思いながら
つい先延ばしにしていましたが、
1月13日が最終日なので
何もかも放り出す勢いで
昨日久留米市美術館へ行ってきました。







70歳を過ぎてから確立された「モリカズ様式」は
単純化を極めた形態と構図で描かれていて、
タイトルを見なければ、私には椿も茶の花もつつじも

判別できそうにもありませんでした(笑)


最晩年の97歳に描かれた紫陽花にいたっては
ただ丸で表現されていました。


長い年月研鑽を積んで行き着くのは 
シンプルという名の洗練なのかもしれません。


ふと晩年のアンリ・マティスの切り絵のコラージュを
思い浮かべてしまいました。



描かれている対象物が
極限までシンプルな形だからこそ、
色が強く訴えかけてくる気がしました。


たとえば背景の色に様々なキャメルが使われていて、
花や葉との色の取り合わせに見とれたり、
今自分が惹かれる色に気付けたり。



現在では印刷技術がすすんで
色も形も忠実に再現されている筈ですが、
シンプル故に、熊谷守一の描いた絵が放つ、
人を捉える力との落差に気付かされて、
絵葉書も図録もなんだか買い求める気になれませんでした。


足を運んだからこそ実物に触れる豊かさや幸福感を
今回しみじみと味わえた感じです。


平日に訪れる地方の美術館はいつも空いていて、
マイぺ―スで立ち止まったり、
独り占めできる贅沢は

都会の美術館とは比べようがありません。


熊谷守一の作品がお好きな方は
どうぞお急ぎください。



拙著