YJアメリカ版の2月号から、今月も独断で個人的ベスト3を発表します。
第1位 Path to Happiness
10 pillars of wisdom from the Yoga Sutra lead the way to true freedom
「アーユーハッピー?」という質問から始まるこのコラム。もし、「はい」と即答できないなら、ヨガで人生を変えることができるかもしれない。パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」はポーズと瞑想だけでなく、日常の態度や行動についても、地図を示してくれているという。
具体的には、各々10ずつのヤマとニヤマ について、ひとつづつ簡潔にまとめてある良い記事。ヨガ哲学で言うヤマとは ”しないほうが良いこと”で、ニヤマとは ”したほうが良いこと”ですが、いちばん有名なのは、ヤマの始めにあげられる、「アヒムサ(非暴力)」でしょう。個々の内容については、このブログでも取り上げていきたいとおもいます。
第2位 Bringing your paractice to life
Discover the power of curiosity to get you where you're going
13歳の時の交通事故がもとで、胸から下半身が不随になってしまった マシュウ・サンフォード (Mathew Sanford)は、25歳でヨガを始め、今では、車椅子のヨガティーチャーとして有名。
その彼が書いた記事は、短いコラムながら、ヨガとは何か、また ”センス・オブ・ワンダー” とは・・・・核心を突いていて、心に響く名文です。
ヨガとは、忍耐力や根気強さを学ぶためのもの。それも長期間にわたって続くものである、と彼は書きます。毎日マットに立つために必要なのは、意志の力ではなく、”センス・オブ・ワンダー”であり、毎日小さな変化に気がつくこと、それによって自分自身が満たされているのを感じる、とも。
第3位 Anatomy: please your knees
Stand strong and avoid injury by learning how to avoid hyperextending this vulnerable joint
ひざを「突っ張る(ロックする)」と、ひざだけでなく体の別の部分に負担がかかる。故障を防ぐために、ポーズを取るときに、どのような正しいひざの使い方をすべきかという解剖学の記事。
これは、ヨガを始めたばかりの人にもベテランにも、よく見られる癖で、アルダ・チャンドラサナ(半月のポーズ)、トリコナサナ(三角のポーズ)など、特定のポーズでとくにその傾向が強くなるようです。
ひざ関節は一度痛めると治るのに時間がかかり、やっかいですので、皆さんもご注意!
番外編 裏表紙の”OMbama”
イラストとロゴだけで、ここまでできるのはさすがルルレモン!
動きやすく機能美を備えたデザインで、私も好きでした。日本撤退が惜しまれます。

