今年の読書計画では、


手元のヨガ専門書のうち、重点テーマの12冊はじっくり読み込む


という目標を立てたのですが、これはその12冊の中のひとつにも入っている本です。


Anatomy of Hatha Yoga: A Manual for Students, Teachers, and Practitioners



カラダをのばすとココロがゆるむ ~ シンガポールで YOGA ヨガをしながら考えた-Anatomy of hatha yoga


今日ご紹介するのは、バリバリの解剖学レファレンス本です。ただし、「ハタヨガのための」と銘打ってあるので、ヨガを実践している皆さんには、ツボにはまるかと思います。


まず目次から。


1章  Movement and Posture

2章 Breathing

3章 Abdomopelvic excercises

4章 Standing Postures

5章 Backbending Postures

6章 Forward Bending Postures

7章 Twisting Postures

8章 The Headstand

9章 The Shoulderstand

10章 Relaxation and Meditation




解剖学なので、図表が詳しいことは当然ですが、

この本の特徴としては、ポーズの写真がたくさん載っているのがありがたいです。


たとえば、7章の

「ハーフ・スパイナル・ツイスト」 =別名、「アルダ・マツエンドラサナ」

のページでは、このポーズのバリエーションが6つ解説されていますが、

その解説の横に5枚の写真が載せてあるという、親切ぶり。


さらに、個人的にいつも思うのが

「詳しい索引が無い本は、レファ本としては失格」ということ。

この点でも、本書はハナマル合格! 

インデックスの無い本は、本当に使いづらいですよね・・・。


巻末の索引は2つあり、

ひとつは 解剖学用語の索引

もうひとつは ヨガ・プラクティスの索引 (ポーズ名 & 身体の特定の部分へのエクセサイズ)

さらに、解剖学用語の Glossary=解説ページもあり。

これに日本語訳がついていたら、完璧なのですが・・・。

(それは、無理な注文? う~ん、翻訳が出ないかなあ?)



本書の使い方としては、


1) ポーズごとに疑問がわいた時に、索引で調べ、必要なページだけ読む。

2) しばらく使っていると、読んだ部分が増えていくので、

   頃合いを見はからって、全体を通読。


というのがよろしいかと思います。


私自身は、この本を購入したのが2007年ですので、

だいぶアンダーラインや書き込みが増えてきたため、

現在は、全体を章ごとに読み通しているところです。



以前ご紹介した解剖学の本 「YOGAに役立つ解剖学」 と比べると、

あちらが、解剖学の入門書という趣なのにたいして、

こちらの 「Anatomy of Hatha Yoga」 は、

もう少し広くかつ深くポーズを取り扱った専門書、という位置づけになるかと思います。


ですから、ヨガと解剖学の関係について真摯に学びたい方にお勧めします。




こちらは、日本語訳がありますので、入門編として。


Yogaに役立つ解剖学 アーサナでのケガを予防する



カラダをのばすとココロがゆるむ ~ シンガポールで YOGA ヨガをしながら考えた-YOGAに役立つ解剖学