ヨーガとは、cittaの働きを滅することである。 ( 1 : 2 )
ヨーガとは何かという定義ですが、
「ヨーガ・スートラ」では非常にシンプルに簡潔に定義しています。
YOGA=「チッタ」の動きはたらきを止めること
「チッタ」というサンスクリット語は
あえて日本語で言えば、”心”
英語では ”MIND” と訳されることが多いのですが、
どちらも少々ニュアンスが原語と違ってきます。
ですので、そのまま「チッタ」という言葉を使っています。
いつも私がスートラの訳の引用でお世話になっている
メルマガの著者である誠さんも、
この言葉はそのまま使っておられますね。
詳しくは、こちらを
↓
誠さんによると、
「チッタ」は「ヨーガ・スートラ」全195句の中で
20回もでてくる重要なキーワードです。
それでは、どのようにしたら
「チッタ」の動きをを鎮めることができるのでしょうか?
「ヨーガ・スートラ」とは、全編を通じて、
様々な方法をわたし達に示してくれているともいえます。
誠さんの言葉を借りれば、
”このあとに続く193の句は、
全てこの 1:2 の補足説明といっても過言ではありません。
この句さえ理解でき、体得できれば、
あとの句を読む必要はないわけです”。
言うは易し、行なうは難し!
実際には、理解することはおろか、
さらに難しいのは”体得する”ことです。
頭でたとえ理解できたとしても、
自分の生の体験として、
本当の意味で ”わかる” ということは、
日々のコツコツとした実践なしには、ありえないことなので・・・。