日本では、あまり聞かない流派かもしれませんが、スワミ・サティヤナンダ・サラスワティの率いる、別名ビハースクール(Bihar school of Yogaです。そう、陰ヨガ理論に影響を与えた本山博士が顧問をしていたところでもありますね。



ハタヨーガを非常にシステマティックに体系づけたスワミ・サティヤナンダの教えは、個人的にはとても惹かれるものがあります。インド以外では、オーストラリアやニュージーランドで30年以上前から根付いているようです。



私が初めてサティヤナンダ・ヨーガの教えに触れたのは、数年前、オーストラリア人のスワミによるチャクラに関するワークショップでした。



「チャクラって本当かなあ? ちょっと胡散臭いかも?」



と内心思っていた私ですが、このワークショップでサティヤナンダ式のアーサナ(ポーズ)、プラーナヤーマ(呼吸法・調気法)、ヨーガ・ニドラを体験してみて、すっかり考えを改めました。

それ以来、サティヤナンダの先生がシンガポールに来るたびに、何とか時間を作ってワークショップに参加しています。3年間のヨーガ指導者コースもあり、これを受けてみたいという気持ちも、ここ数年ずっと温めていますが・・・・。まず身近でできることから。

そこで去年9月に、長年の夢だったリトリートに参加するため、シドニーから北へ車で2時間ほどの大自然のなかにあるサティヤナンダ・ヨーガのマングローブ・アシュラムに3泊してきました。


ヨガや瞑想、ヨーガ・ニドラのクラスに出たり、自由時間はキッチンの賄いの手伝いをや掃除を手伝ったり、近くを散歩したりと、ふだん仕事や家事や子供のことで忙しくしていてできないようなことを、ゆったりと楽しむことができて、心も身体もすっかり活きかえったように感じることができました。

日常生活と切り離された環境(携帯電話も通じない、PCやテレビの使用も特別なとき以外使用を控える)で、集中することができるためか、また周りの静かな雰囲気・美しい自然に助けられてか、はたまた素晴らしい先生方の指導のおかげか、家で練習するよりも深い体験ができたように思います。

シンガポールに戻り、ここで学んだことを自分のクラスでも生かすべく、去年からレッスンの最後のリラクセーションの時間に、時々ヨーガ・ニドラを取り入れるようになりました。


これは、身体は眠っているかのようにリラックスした状態で、意識は目覚めさせ、非常に深い精神状態を体験できるテクニックです。かなり厳格に順番が決まっていて、段階をおって少しずつ意識を外から内側へと向けるようにするやり方。



残念ながら、シャヴァーサナのポーズで目を閉じて、声を聞いて行うものなので、自分ではできないのです・・・。英語のCDは何枚か持っていますが、日本語のヨーガ・ニドラを一度体験してみたいものです。




ご興味のある方は、英語ですが、このリンクを調べてみてください。


オーストラリアのサティヤナンダ・ヨガの公式サイト

http://www.satyananda.net/home.php


ヨーガ・ニドラについて(日本語の解説が、アーユルヴェーダマッサージ関連のHPに出ていました)

http://www.geocities.jp/deeptidrops/yoga_nidra.html