スウィンギン・ブロードウェイ | PRAINSのブログ

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さて、クールスと僕とのヒストリーシリーズ?(笑)としては昨年11月の

「カリフォルニア・ブルースカイ」の記事以来約10カ月ぶりになります。

 

ピッピさんが1979年に脱退してクールスはポリスターレコードに移籍し

1980年にシングル「カリフォルニア・ブルースカイ」とアルバム

「ビック・ディール」をリリースしたのですがプロデューサーの

高護さんは両アルバムを高評価してるけど、その割にはセールスは伸びず

ニューヨークにレコーディングに行って巻き返そうとして

1981年4月にシングル「スウィンギン・ブロードウェイ」と

アルバム「ザ・ヒット」をリリースしたのだが・・・

 

 

前回の記事にも書いたがクールス人気が斜陽になったのは

時代が暴走族全盛期に伴い急激にヤンキー色が強くなり

ヤンキーの象徴とされた横浜銀蝿などがデビューし

ドゥーワップのシャネルズもデビューし人気になった。

更にはネオロカビリーブームが巻き起こり流行りのジャンルも変わり

クールスは舘さんやピッピさんが抜けたしメンバーも歳を重ねた。

実際に僕の周りの友人達もクールスを聴く奴が殆ど居なくなっていた。

 

僕はそれでもクールスに思い入れがあってリリースされるアルバムを買って

聴いてはいたが僕が想像するにこの頃のクールスは完全に

煮詰まってしまい迷走してたんじゃなかろうかと思う。

その根拠として各メンバーの著書を読んでもジェームスさんは

ニューヨークでのレコーディングの事には触れてるが

ヒデミツさんやキイチさんの著書では何も触れられていない。

 

 

アルバム「ザ・ヒット」がリリースされた1981年(昭和56年)4月と言えば

僕は呉高等職業訓練校美容科に入学した直後だが前年10月に

17歳の誕生日を迎えたのを機に(笑)それまでの愛車だった

ホンダCB400FOURを売却して日産ローレルSGXセダンを購入したのだ。

 

今思えばまだ普通乗用車の免許が取れない17歳で車を買うなんて

言語道断なのだが当時の僕は全ての事をナメてたと思う。

まあこの後僕は無免で事故して強烈なしっぺ返しを食らうのだが

この時親にかけた迷惑には43年経った今でも深く反省している。

 

話を戻そう。

高校を退学になり仕事も続かず毎日フラフラして社会をナメてた僕は

学生に戻ろうと美容学校に入ったが実際には黒歴史を邁進してた。

夜な夜な無免許でローレルを乗り回し広島市内にもよく出た。

その頃リリースされたのがクールスの「ザ・ヒット」で

ローレルに取り付けてたパイオニアのカーコンポ

ロンサムカーボーイでよく聴いてた。

 

中でも最も琴線に触れた曲がジェームスさんが歌う

「あの娘はTVジャック」という曲だった。

古き良き時代のアメリカのTVショーを思わす壮大なメロディーと

歌詞は今聴いても良い曲だと思うし17歳当時の情景が目に浮かぶ。

 

 

今日の記事を書くのにアルバム「ザ・ヒット」を改めて聴き直したが

あの頃は琴線に触れなかったがジェームスさんが歌う

「DADDY`S MEMORY」が深く心に刺さった。

 

僕の想像ではこの曲はハーフのジェームスさんが生き別れになった

アメリカ人のお父さんか、自分の息子へ捧げたメッセージソングだと思うが

僕も歳を取り親という立場にもなり孫も出来たし昨年親父も鬼籍に入った。

親父とは最後まで犬猿の仲だったが歌の歌詞にもあるように

「にくんだ時も 愛した日も なつかしい 今は遠い日よ」

って心境ですね・・・

 

と、いう事だがこのアルバムを置き土産に今度は

ベーシストの大久保喜市さんがクールスを脱退する事になった。

 

<ジェームス藤木 談>

ベースのキイチがクールスを抜けることになった。

クールスには珍しくミュージシャンマインドを持ち合わせた

メンバーだったから奴がいなくなるのはかなり痛手だったよ。

他のメンバーはベースくらい変わっても大丈夫だろうって

思ってたけどベースが変わるとバンドの音がガラッと変わってしまうんだ。

キイチを擁するクールスにとって最後のライブは渋谷公会堂で行われた

チャック・ベリーの初来日公演のオープニングだった・・・

 

1975年(昭和50年)に8人編成でデビューしたクールスは

デビュー直後にギターの梅村さんが脱退し、76年にリーダーの舘さん

79年にボーカルのピッピさん、81年にキイチさんが抜け

ついにデビュー時の半分の4人編成になった。

 

さすがに個人的には今度こそ本当にクールスは終わったと思ったんですが

同年秋にクールスは強力なメンバーを得て不死鳥のように復活する。

と、いう事で今回はここまで! ジャンジャン!!