2014年に公開された「ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」を観た
本作はソウルミュージック界のレジェンド、ジェームス・ブラウンの伝記映画
類いまれな音楽的才能に恵まれ、ミュージックシーンに新風を巻き起こしたJBの人生の軌跡
監督はテイト・テイラー、チャドウィック・ボーズマンが主演を務め
ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーがプロデューサーなどに名を連ねている
白熱のライブシーンはもちろんJBに成り切ったチャドウィックの熱演も良かった
<あらすじ>
1988年、ジョージア州オーガスタ
JBの事務所で行われている保険のセールス会でショットガンを撃ち
警察とカーチェイスする場面から物語は始まる
そこから幼少期、思春期、シンガーとして栄光を掴む過程や
挫折の風景がフラッシュバックするように物語は進展する
親に捨てられ、劣悪な環境で育ったチャドウィック・ボーズマン(JB)
その後、窃盗の罪により刑務所に入れられてしまう
そんなある日慰問に来ていたゴスペル・グループのメンバー
であるボビー・バードと出会い、これがJBの人生を変える事になる
出所後にボビーとの家族と親交を深めるうちに
ゴスペル・ブルース・R&Bの音楽に目覚めるJB
JBはボビーたちと共にフェイマス・フレイムという
バンドを組み音楽活動を始める
少しずつヒット曲も生み出しJBの名は次第に世間に広まっていく
一方で妻や自分を捨てた母親との関係、親友のボビーとの意見の食い違い
ミュージシャンらとの諸問題などJBは頭を悩ます事案が常につきまとうようになる・・・
<感想>
クールスのジェームス藤木さんも大絶賛されてたJB
僕はJBと言えば中高生の頃に出入りしてた70年代のディスコで
彼の曲がよく流れていたという記憶はあるが彼の詳しい経緯は知らなかった
僕のイメージではオバチャンのような髪型の(笑)
ファンキーなソウルミュージシャンという感じだった
しかし映画を観て彼の思考の成り立ちや多面的な人となりと
それを周囲の人物たちがどう理解して受け入れあるいは離れていったかが理解出来た
彼の生い立ちからが時に独白や迫力のあるライブシーンを交えてテンポよく描かれていて
JBの波乱の人生をそのまま追体験しているかのようにさえ感じた
まあそれでも当時の人気ミュージシャンのお約束である
メンバーとの確執、女性問題、税金、人種差別、アルコール、ドラッグ
でのトラブルパターンは誰もが通る道だと思いました(笑)
劇中でフェイマス・フレイムズとしてリトル・リチャードのライヴの休憩中に
ステージに飛び入り初めて「CALDONIA」を演奏するシーンが印象的だった
これは実際にあった話だそうだ
映画 ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男 予告編
と、言う事でご興味のある方は是非ご覧になってみて下さいね!
ジャンジャン!!