My Music Travel 76 アン・ルイス カバー集 (4) | PRAINSのブログ

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1980年(昭和55年)リリース、アン・ルイスの「Cheek」

アルバム・チークに収録されてる楽曲の元歌を掘り下げるシリーズ

最終回になる今回は「Oh NO.Not My Baby」

 

先ずは、アンさんボーカルのカバーがこちら

 

 

オー・ノー・ノット・マイ・ベイビー / アン・ルイス 1890

 

「オー・ノー・ノット・マイ・ベイビー」は後にシンガーソングライターとして

確固たる地位を築き上げる事になるキャロル・キングがソングライター時代の

1964年にマキシン・ブラウンに書き下ろした曲

 

その当時僕は1歳だから当然知らないのだが、この曲はそこそこのヒットはしたが

大ヒットには及ばず当時の日本ではほとんど知られなかった曲だったそう

 

 

 

それは歌手のマキシン・ブラウンの知名度が日本ではあまりなかったこととも関係するが

しかしこの曲は後になって、マキシン・ブラウン以外のさまざまな歌手に気に入られ

数多くのカバーが出回るようになりじわじわと人々の心に浸透していくことになる

 

YouTubeで聴くとマキシン・ブラウンの原曲はポップ・ソング調の明るさと軽さを感じる

アン・ルイスのバージョンはマキシン・ブラウン風だという事がよくわかる

 

「Oh NO.Not My Baby」はロッド・スチュワート、リンダ・ロンシュタット

アレサ・フランクリン、ダスティ・スプリングフィールドなどがカバーしているし

何よりも歌を作ったキャロル・キング自身が1980年にセルフカバーしている

 

 

 

Oh NO.Not My Baby / Carole King 1980

 

作者キャロルの歌はしっとりとした叙情性を帯びた枯れたバラードの響きを持つ

この曲は、キャロル・キングがリズム&ブルース歌手のマキシン・ブラウンに

歌を提供するために書いたものだから、そもそもR&Bとして作られている

 

ただ、マキシン・ブラウンのバージョンは、当時のアメリカン・ポップスシーンの流れに

のったものであり、白人マーケットを意識したこともあってアレンジなどの作りが軽い

 

この曲をカバーしてるメリー・クレイトンのバージョンは

SOUL といわんばかりのディープな味わいがある

 

この曲が哀愁を込めた美しい旋律を持つ曲だから歌い手の感情移入によって

いかようにも変化する奥行きの深さがあるという事だと思いますね

 

ジャンジャン!!