「いまどきの若い者は、、、」って良く言われます、実は僕も知らず知らずのうちに口にするフレーズです。
それだけ自分も歳を取ったって事でしょうが考えて見れば僕が若かった頃も良く年配の方に言われていたような気がします。
確実に時は流れ時代は変わって行っています、流れ行く時代と共に「日本の文化」も変わって行っていると思います。
今から遡る事２５，６年前にＰＬ学園から西武ライオンズに入団した清原和博選手を筆頭に今西武の監督している渡辺監督や工藤選手などの事を指して「新人類」って言葉が生まれました。
現在彼らも４０歳を過ぎ決して新人類って感じじゃないです、逆にアナログ的な良いおじさんって感じがします。
その彼らが今の若い選手たちを指導するのに「今の若い者は、、、」って言っています（笑）
僕も個人的な見解で言えば あきらかに僕達の１０代、２０代の頃と今の若者を比べて気質の違いを感じます。
僕は職業的にも若い人たちに接する事がまあまあ多い方だと思います。
自分の子供も小さい頃から野球をやっていたので沢山の子供に接してきました。
一事で言うなら「覇気がある子が少ない」って思います。
今「草食系男子」って言葉がある様に昔のように元気な、やんちゃな男子が少ない様に思います。
でも決して今の子が「まじめ」ってことではありません。
やんちゃな子もいるのですが暗い、陰湿さを感じます。
髪を切りに来る子も女子の方がハキハキしている印象があります、男子はヘアースタイルも決められずウジウジしています（笑）
いったいこの１０数年の間に何が変わったのでしょうか？
原因は色々あると思います、決して一言ではかたずけられない事だし皆それぞれの意見があると思います。
凄くネガティブな事が多いですが、今の若者も捨てたもんじゃないって思わす人達もいます。
野球の「斎藤祐樹」ゴルフの「石川遼」、、、
彼らの発するコメント態度を見ていると素直に凄いって思います。
実に爽やかで頭が良さそうでしっかりしていると思います。
僕は彼らに「育ちの良さ」を感じます、良い環境に育ったんだと思います。
スポーツって言う背景もありますが１番は「良い家庭に育ったんだな、本人も素晴らしいけど親御さんも素晴らしいんだろうな」って思います。
子供が育つ背景には勿論本人の資質もありますが「親」なくしては語れないでしょう。
世間の批判は色々あると思いますが僕は個人的には「亀田兄弟」にも それを感じます。
彼らはキャラもあるし お父さんの言動、行動 内藤選手との試合での反則等批判されても仕方ない部分はあると思いますが最近の彼らの言動や行動等見ていると「叩かれて大人になったんだな」って思います。
東日本の災害へのコメントや行動見てたら老婆心ながら「りっぱになったな」って思います。
彼ら兄弟が素晴らしいって思うのは「家族への愛」を強く感じる所です。
自分たちへの批判も浴びながらもそれ以上に叩かれているお父さんを信じている、、、、
亀田父は僕等と同世代です、この時代の人はこういうタイプが多いんです（笑）
僕を含めて父親をこれほどまでに信じてくれる、尊敬している子供を持つ父親がどれほどいるでしょうか？
これは昨日今日の話じゃないんです、小さい頃からまあボクシングを通してでしょうが、親子のコミニュケーション、葛藤があったからにほかありません。
子供の教育はまずは親だと思います、それだけではありませんが１番は親です。
親が子供を育て、教育するんです。
その親も現代では資質を問われています。
「給食費も払わない、すぐ学校のせいにする、人のせいにする、、、」
最近良くテレビで見る「尾木ママ」こと教育評論家の尾木先生です。
尾木さんの言われている現在の「家庭の現状、教育現場での現状」を聞くとビックリマンボーです。
僕も決して誇れるような人間や親ではありませんが耳を疑うような現実がある事に驚きます。
もう１度僕ら大人がよ～く考えなければいけません。
時代に伴い時代性もある事はあると思いますが、人間の基本は変わらない物もあると思います。
もう１度「昭和」にも立ち帰り忘れ去られた「何か」を考えなくてはならないと思います。
とてもブログのコメントで全てを語りつくせる物ではありませんが、僕は僕の立場で考えて行こうと思います。
皆さんももう１度よ～く考えて見られると良いと思いますよ。