オープニングの映像が流れた後、再び暗転。
一筋のライトに照らされたステージ上にはhydeの姿。
背後のスクリーンにはツアーロゴが描かれたケーキが現れ、hydeがアカペラで虹の冒頭を歌い始める。
まるで、L'Arc~en~Cielの20周年を祝うバースデーソングのように。
虹で幕を開けた大阪一日目。Caress of Venus、GOOD LUCK MY WAY、the Fourth Avenue Cafeなど新旧入り混じっての名曲が続く。
hydeの「涼しい曲聴いて下さい」とのMCで始まったwinter fallに、客席からは大歓声。
名曲は本当に何年経っても色褪せない。普段飽きる程聴いている曲でも、ライブで聴くと毎回違った感じに聴こえるのはすごく不思議で楽しい。
途中のAs if in a dreamと風の行方に、サイリュームを振るのも忘れて聴き惚れてしまった。
昔と変わらない抜けるような高音に、ますます表現力を増していく変幻自在の歌声。
「歌う事が楽しくなってきた」と言ってから更に歌が上手くなっていってる気がする。
元々才能があって、まだ伸びしろもあって…
きっと、もっともっとすごいボーカリストになっていくんだろうな。
待ち侘びたX X X。hydeの妖艶な歌声と表情にまたも引き込まれてしまった。
そう…髪型といいメイクといい表情といい、最近のhydeはまさに妖艶の一言に尽きる。
この人と同年代で、この人ほど若くて綺麗でカッコ良い人を私はまだ見た事がない。
終盤、kenちゃんの「ハリークリスマス!」という掛け声で始まったHurry Xmas。リリースの時以来、ライブで聴くのは久しぶりですごく盛り上がった。
最後のMC。hydeがL'Arc~en~Ciel結成からの20年間を振り返り、感謝の言葉を紡ぐ。
「もうありがとうの言葉しかないですね。長い事付き合ってくれてありがとうございます。」
続けて、"これからも続いていくと思われるんで…"と。その言葉が、何より嬉しかった。
ラストの曲はBLESS。
今日もまたこの曲に泣かされてしまった。ライブで聴くたび、やっぱり涙せずにはいられない。
明日は二日目、最終日。
楽しみだけど、明日でツアーが終わってしまうのがすごく寂しい…