第三回 酔鴻忌 2013.1.27 京都・嵐山 大悲閣千光寺 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記


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今年も北森鴻さんのファンサイト・酔鴻思考で、管理人のカズさんが早々と予定を発表してくれたこともあって、早い段階から参加の準備が出来た。

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……にも、関わらず当日は遅刻m(_ _)m


当日午前中には、大阪入りしていたのだけど、仕事関係の用事に、思った以上に時間がかかってしまった……。

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粉雪舞う京都、JR嵐山駅から渡月橋を越えた辺りで、開始時間の2時を過ぎてしまって、それでも駆け足で急ぐ。

去年も書いたけど、一年振りの大悲閣千光寺。

この「一年振り」というのが、厄介……。
帰りに浅野里沙子先生とも話したのだけど、「一年」の間に保津川沿いの、嵐山の山道と、大悲閣までの階段のキツさを忘れてしまっていた……

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日頃の運動不足もあってか、階段を登り切るのと同時にへたり込んでしまう(^_^;)
新造された客殿の前の椅子で呼吸を整え、記帳を済ませてから客殿の中へ。
一年振り、改修された新しい大悲閣千光寺の客殿は、ガラス戸が入っていて、とても暖かかった。障子ではなくガラス戸なので、京都市内を一望出来て、前より素晴らしい眺めだ。

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客殿に入った時には、住職によるお経が終わる頃。……一番最後でしたm(_ _)m
手を合わせて、北森さんへ挨拶をする。
殆どすぐにお茶会になる。「気を使うだろうから、焼香済ませといで」とカズさんに勧められ、北森さんの遺影へ改めて手を合わせた。この瞬間は、どうしても切なさが込み上げてくる……

中央にテーブルが用意され、大悲閣で用意してくれたお酒や茶菓子、集まった人達が持ち寄った各地の銘酒やお土産が並べられて、乾杯になる。


「北森さんが亡くなって三年になりますが、少しずつ寂しさも薄まってきました」


と、カズさんが挨拶。
もう、そんなに経つんだと時の流れの早さを実感する。
今年の参加者は22~23人くらい。見知った顔も多いし、参加者に付き合ってやって来たという、北森さんの本を読んだことがないという方も、何人か参加されていたのが印象的だった。
この日をキッカケに、北森作品が広まってくれるといいな。

去年までと違って、隙間風を気にせず(笑)に温かく、快適な環境の下、和気藹々と語り合いが続いていく。
また、カズさんの言うように、私を含めた参加者の中の寂しさや悲しさが、少しずつ薄まってきてるのだろう。


恒例(?)のジャンケン大会。

先ずは、ハードカバーの『狐罠』と『メビウス・レター』。私は持っているので、棄権。
続いて、「北森鴻」「大悲閣千光寺」「折原けい」「水森堅」等、北森さん所縁の名前が入った、ストラップ型の木札の争奪戦。
文庫版『ぶぶ漬け伝説の謎』の解説で、浅野里沙子先生が語られているところによると、北森さんが知人の店で彫ってもらったという「北森札」と呼ばれている木札らしい。

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(ジャンケン大会に勝った方からお借りして、記念に撮影)


……今年はあっさりと敗退(笑)これは欲しかった……。


北森さんのお兄様の呼びかけで、自己紹介をすることに、お兄様を挟んで座っていた私と反対側の男性とで、ジャンケンをして勝った方から順に挨拶をしていくことに。


……ここでも負けました(笑)


それぞれに、どこから来たか、北森作品との出会いが語られていく。
知り合いから「蓮丈那智に似ている」(!)と言われて、北森作品に出会ったという女性の話や、大悲閣の近所に住むという女性の「裏京都シリーズの有馬次郎が、阪急嵐山の先まで10分で走ったと書いてありましたが、これは無理だと思います」という発言には、笑いが起きた(笑)
北森さん唯一の講演会、名張市の「なぞがたりなばり」を手がけた、N市のAさんが「今日、13分で走ってきた人がいます!」と、隣の女性を指差すと、感嘆と笑いが広がる。

ちなみに、後でその人に話を聞いてみたら、渡月橋の側での待ち合わせ時刻を間違えて、焦って(当日は酒瓶持参!)駆け抜け(笑)途中で力尽きてうずくまっていたら、通りかかったカップルに「誰か呼びましょうか?」と心配されたとか(笑)


そして、トリで私の番。


「親不孝通りシリーズの街、福岡から来ました」


1日25日の北森さんの命日の日のツイッターと、去年の酔鴻忌のレポートでも同じ言い回しを使っているので、余程気に入っているんだな、私(笑)
先の渡月橋の女性に倣って、『親不孝通りラプソディー』の冒頭、キュータが走り抜ける、福岡市内の距離の長さについて話してみたら大いにウケる(笑)

ちなみに、今年の参加者で一番西から来たのは私。去年は大分から来てた人も居たのになあ。関東からは、浅野先生や北森さんの母校・駒澤大学で働かれるHさん、埼玉や鎌倉から来た人達も。

他の人と同じく北森さんとの出会い。
私の場合は北森さんも参加したリレー小説『堕天使殺人事件』の中の「堕天使の来歴」。北森さんは、この大悲閣千光寺を舞台とした裏京都シリーズの有馬次郎、折原けい、住職を登場させているので、出会いの物語と同じ場所にいることに気付いて、ハッとなった。

あと、北森さんが亡くなった時の一報。
私の場合は、mixiでの某作家の先生の日記より……を語る。この時ばかりは、言いようのない悲しみが込み上げてくる。



また、浅野先生からは、嬉しい「お話」が!二次会の時に、「予想」を語って水を向けてみると、「まあ、お楽しみに」と曖昧に笑われて(笑)
続報が楽しみ。

その後は、各人で持ち寄ったお酒やお菓子をつまみながら、各々で語り合い。
あちこちで談笑が起こり、カズさんの言うように悲しみは薄れつつあるなと、改めて実感する。でも、きっとそれでいい。

ところで、客殿にいる間、大悲閣にけっこう普通の参詣のお客さんを見かけた!
去年も、一昨年に個人的に参詣した時もそうだったから、裏京都シリーズで強調されている「マイナー感」は誇張が入っているのかもしれない(笑)


4時半を回ったくらいで、散会が告げられる。
そういえば、新しい客殿には照明が入っていなかった。
「日が暮れるまでに山を降りろってことですかねえ」と、話していた人と笑い合う(笑)

北森さんのお兄様からお土産にと、柴漬けと千枚漬けが、大悲閣の住職さんからは、去年と同じく今年の干支が入った色紙をお土産に手渡される。去年と合わせて、干支一周分揃えるように頑張ろう。
客殿を出た時、折から降っていた粉雪が一段と酷くなり、大悲閣から京都市内の眺めに白い彩りを添えていた。

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そこから、二次会の会場へと移動。
山道を下りながら、「去年は根雪が残っていた」「いやいや、一昨年の方が滑った」と会話が出る辺りに、回数を重ねていくことの重さを感じる。



阪急の嵐山駅から、会場がある阪急の西院駅へと移動。
「また、来年」と関東から来た人達と、途中の乗り換えの駅でお別れ。

二次会・三次会の会場は去年と同じ(私は去年は参加してない)居酒屋。
大体16人?くらいの参加人数だったと思う。
二つのテーブルに、カズさんを中心としたグループ、北森さんのお兄様を中心としたグループ、浅野先生を中心としたグループと、それぞれでトーク。

公式サイトの頃から、酔鴻思考のオフ会は、何回かされていたと聞く。
オフ会自体は、私は去年の酔鴻忌からの参加で新顔の方だけど、皆さんが気さくで温かく、中に入っていき易かった。

カズさんのグループでは、北森さんの思い出や、ファンサイト・酔鴻思考や酔鴻忌の「今後」の構想を中心にトークされた様子。北森さんのお兄様のグループでは、業界の裏話的なお話が多かったとか……(笑)
そういえば、カズさんがモデルとなった、裏京都シリーズの有馬次郎の「友人」である「カズさん」との違い、「実際にバーやってたし、ほぼ自分と一緒だけど、『裏の顔』はないよ」と話されていて、面白かった(笑)


私は、帰り道からずっと浅野先生と話していたので、そちらのグループへ。

北森さんの話より、各々が経験した旅行やお酒、食べ物、会場のその日の居酒屋のメニューの話が中心。
ちょうど関東、四国、九州と地方組が揃っていたので、話の幅も広がる。
途中、他のテーブルの様子に、浅野先生が「北森さんの話、した方がいいのかな?」と笑って言われて、少し切なくなる。

私の福岡話の折、『親不孝通り』シリーズのテッキの屋台のモデルとなった、カクテルを出す店・屋台バー「えびちゃん」の話になる。

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(屋台バー・えびちゃん。最近、通りかかった際に撮影)

……どこかで聞いた話だと思ったら、2007年の北森さんの講演会「なぞがたなばり」で、私がした質問だ(^_^;)

浅野先生が行かれた時は、キュウリの一本刺しとカクテルが美味しかったとか。
いつか、酔鴻忌のメンバーで行ってみたい。


この日の、居酒屋メニューでは、いくらと鮭の釜飯に目を奪われて、思わず撮影(笑)

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また、「大阪の魚は美味しくない」と意見が一致(笑)
三次会でも話題に出たけど、最近ドラマ化した某古書堂のシリーズ(笑)が、北森作品っぽいという話題に。
正直、北森さんのファンで、話題になるだろうなと思っていたけど、私は良い意味で「類似」より、「北森さんなら、きっとここを膨らませて書くだろうな」と「違い」を感じている。
ちなみに、やはりというか主役のキャスティングには……(笑)

また、私のドラマを観ていて一番の違和感、「古書が綺麗過ぎる」という意見に、浅野先生が「もっと本が『開いてる』よね~」と言われて、「なるほど」と頭が下がる思い。

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お酒が入って、気持ちが良くなっていたでいだろうか、三次会の会場では、浅野先生の本にサインを求める人が居て、開いた本を抑えて即席サイン会のお手伝いをやってしまった(笑)
カズさんから「いろんな人がいるな~」と楽しそうに笑われる。

これはある作家の先生の日記で、「イベントでのサイン会は、書店と違って本を抑えてくれる人がいないから、苦労する」と書かれていたのを覚えていたからなのだけど、文庫本にサインをされていたから、きっと私が居なくても良かっただろうな……(^_^;)


……あと、一回やってみたかった(笑)


こういう、ミステリのイベントには数多く参加してきた。本格ミステリの作家の先生のイベントが中心だからか、基本は作品を中心とした本格ミステリの作家の先生の話になることが多い。
でも、北森さんの集まりは少し違った。
時代小説の話も出てきたし、ミステリを含めた広い範囲での「読書」の話になったし、お酒や食べ物、旅の話が多かった。また、それは北森さんの作風とも重なると思った。
北森さんのファンは、本とミステリ、旅と美味しいお酒と美味しい食べ物が好きな人達の集まりでもある。



大阪市内に宿をとっていたので、私は三次会までで辞去する。
多くの人が三次会までの参加だったみたいだが、カズさんを中心とした京都組は、四次会になだれ込んだ様子……お疲れ様でしたm(_ _)m
「とみーさんには、来年も福岡から来てもらわんとな~」と、店を出た時にカズさんから言われたけど、もちろん!来年も参加するつもりだ。

また、「でもとみーさん、北森さんだけじゃなくて、ミステリのマニアだしな~」とも言われたけど、


……いやいや、それなら他にも該当者居ますし、わざわざ福岡から来ませんって(^_^;)

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