杉並区の堀之内というところは、大正の震災で焼けた上野近辺の寺が引っ越してきたらしく、お寺の多いところだ。
最初に訪れる蓮光寺も、そうした寺のひとつのようだ。
まずは、地下鉄丸ノ内線の東高円寺駅から、蚕糸の森公園を目指す。
これが公園正門。
題、作者不詳の青年像。ちょっと妙な色気があるかも(笑)
ちょっと道を間違えて、環七に出たら、こんな写真屋の廃ビルが。
工事中の歩道橋があったが、どうやら補修のようだ。
蓮光寺は小さなお寺。
しかし、ここにはインド独立の志士チャンドラ・ボウスの遺骨が安置されている。
敵の敵は味方というわけだろう。宗主国イギリスの敵、ヒトラーに協力を求めて断られたボウスは、大東亜共栄圏構想に望みを託して日本での工作に奔走する。
日本の敗戦後は、ソ連亡命を試みるなど迷走するが、台湾渡航途中の事故で日本に戻り死去。
なぜ蓮光寺に遺骨があるのかははっきりしない。
新宿中村屋のボウスとは関わりはなかったようだ。