PPPDの手術後、1週間経ったところで造影剤を使った透視(薄いバリウムでレントゲンの透視台)を行い、管のつながり具合を確認し、問題なかったのでその日から3分粥の食事を始めました。
食事は普通の病院食の6割ほどの量しか出されないが、当面はその半分程度を食べなさいとのことです。どうも手術の結果、胃の動きが悪くなるらしく、抑えながら、様子を見ながら食べろ、ということらしいです。「食べて治そうとは思わないように」という難しい注文も付きました。
一口ずつ丁寧に時間をかけて、一口飲みこんだら少し時間をおいて二口めを入れるように、注意して食べるようにしました。
ただ、一回に食べる量が少ないからか、間食(ビスケットやサンドイッチとカルピスなど)が出ました。これも同様に時間をかけて食べました。
手術後の体の様子は自分自身でもよくわからないから、おそるおそる食べることは身体のためには悪くないのですが、結構ため息が出ます。(これはこの後の急性膵炎後やTP後でも同じでした。)
先生や看護婦さんは、食後に熱がでたり、腹痛が起こらないかとしきりに尋ねてきましたが、そういう心配な症状は起きませんでした。術前に理解していた入院予定期間4週間の半分、術後2週間と1日で退院しました。医師のOKが出るまで自宅療養です。
退院後、自宅では、規則正しい生活(早寝早起き、三食食べる)を心がけました。また、後半は散歩も日課にしました。会社に行くときの地下鉄の駅まで歩いて行き、帰ってくる。これを午前と午後の2往復する。疲れるようなら途中のコンビニで立ち読みかなにかして休む。調子が良さそうなら駅のひとつかふたつ向こうの道を回って帰ってくる。(駅まで2往復の距離は会社に通っているときの一日に歩く距離とほぼ同程度でした。)
この間も食事は少しずつのペースで食べる。外来での診察はひと月に一度でよい。
こうして退院後の3か月間は会社は休み、自宅療養しました。3か月経過した後、職場復帰した直後の1か月間は10時ごろに出社(リハビリ勤務の制度の恩恵)し、その後(退院後4か月が経過)に正常の勤務時間に戻しました。