モーターサイクルダイアリーズ
をアンティグアの町で見た。
実は三回目。
大阪で公開直後に見に行った。
この旅の出発前に近所のホールでやっていたので、士気を高めるために見た。
そして今回中米の地でこの映画をみた。
キューバ革命の英雄、チェゲバラ。
彼が大学休学時代にした実際の中南米旅行を映画化した作品。
アルゼンチンからチリにぬけ、ペルー、コロンビア、ベネズエラを巡る旅の中で、彼には世界が歪んで見えてくるのである。
確かに一人の革命家の誕生物語とも言えるが、ある青年の青春と成長のストーリーとしても見れる。むしろ後者的性格のほうが強い気がする。
好きなシーンは中盤、ゲバラら二人がリマを後にし、ペルー、アマゾンのサンパブロハンセン病治療所を目指し、船に乗り込むシーン。
リマで世話になった教授の自作小説を批判するゲバラ。
船に乗り込むと同時に印象的な音楽が鳴り出す。
胸の中にある雑多色々な感情と思いがジワジワと、しかし激しく湧き上がってくる感じがする。
派手さはないけど最高のシーン。
今回見たモーターサイクルダイアリーズが一番心強く残った。
スペイン語の英語字幕で細かい会話の内容は理解できなかった。(三回目なんで問題なしやけど)
でも、映画の雰囲気っていうか空気にどっぷりと浸かることが出来た。
やるべき事がある!とにかく、早く南米へ行きたい!
うぉぉ~、って映画館から飛び出して、そのまま走ってどこまでも行きたくなった。
とにかくじっとはしていられなくなる映画。