日本百名山 (新潮文庫)

今日の一冊、
「日本百名山 (新潮文庫)」。著者は今の"日本百名山"を選んだ、深田久弥氏。

≪感想≫
登山でもトレイルランでもただ山に登るのではなく、自分の登る山のことについて知っているだけでその旅はより一層楽しいものとなるでしょう。「百名山に選ばれた山だけに登山者が殺到し、選ばれなかった山は寂れていく。」という批判があるそうですが、それでは逆に「裏百名山」なんて一冊があればいい。最近仕事で高野山の山々に行く機会がありますが、本当に素晴らしい山道。けれど、週末でもほとんど人が歩いていない。1日に出会う人の数は、片手で数えられる程度。寂れているのは、本当に惜しい。やはり道は、人が歩いてこその道だと思いました。

2003年に刊行された本ですが、今だ色褪せない一冊!

Amazon.co.jp内容紹介
記紀にその名がしるされ、万葉びとが畏れを抱き、平安歌人によって歌われ、俳人芭蕉はその雄峰を讃じ、北斎や大雅を魅了しつづけ、宮沢賢治が四行詩に歌った、日本人の生活と精神的風土に深く結ばれてきた名峰百座の個性を、簡潔な文章に凝縮させた山岳随想の古典。



日本百名山 (新潮文庫)