富士電機 筒形ヒューズ SH-4 コイルAC100V 2A2B
形式:SH-4
接点構成:2A2B
フレーム:4
機械的耐久性:1000万回以上
コイル電圧(V):AC100
開閉頻度(回/時):1800
【出力配線】
エクストラバッテリーユニットの細部調整が完成しました。
エクストラバッテリーは生セルの組立より車内配線が重要です。
我が家は生セルでエクストラバッテリーを製作しましたが、
ポタ電を購入した人でも応用できる車内配線です。
エクストラバッテリーを生セルで製作するなんてマニアックな人は少なくても
鉛サブバッテリーを使用していてポタ電を追加して車内で使いたい人は多いはず。
では、ポタ電からの出力をどうやって車内配線に割り込ませるの?
なんて疑問が今回のブログでよく分かるハズ?
自分で施工できなくてもバンテック車ならオプションで取付依頼できます。
正式名称は「室内充電ケーブル取付け(リレー込み)」
バンテックでの施工料は5諭吉+税と思ったより高額です。
自分でやったら部品代で5千円程度と10分の1程度の投資です。
安心を取るか思い切って自分でやるか・・・
悩みどころですがチャレンジするだけの価値ある価格差です。
作業は非常に簡単なので値段が高いのは単に保証代って事でしょう。
まずは2つのコンタクタリレーを空きスペースにねじ止めしますが、
今回は最初に自宅で動作確認してからの取付となります。
自宅でゆっくり確認してから取付なら安心して作業できるでしょう。
コンタクタリレーの配線概略図は下記を参照して下さい。
ポイントは13番+43番が優先入力で、23番+33番が入力って事です。
入力に優先順位があるのでここで入力を自動で切替えます。
100V配線は平型ビニールコードを使用しますが、
通常販売している1.25m㎡では許容電流が12Aまでなので
許容電流が17Aまで対応している2.0m㎡の配線を選択します。
定格:300V 17A
導体:2.0m㎡(0.26mm×37本)
ELPA ビニールコード 6m ホワイト VFF-206H(W)
片側はインバーターの100Vコンセントに差し込めるようにオス型を選択します。
スナップキャップ(ホワイト)/P
もう一方はコンタクタリレーと接続する為に被覆付きの圧着端子とします。
ニチフ 絶縁被覆付圧着端子 TMEX2-3.5
出力側には確認テストで使用するためメス型コンセントを用意します。
Panasonic ベター小型コードコネクタボディW/P WH4615P
車内配線を施工する前に自宅で組立ててリレーの動作確認をします。
まずは100Vのオスコンセントを取付けて優先入力と入力に接続し、
出力側にはメスコンセントを取付けてリレーと接続します。
最初に負荷をかける前にテスターで切り替わっているか確認します。
優先入力が入ると「バチンッ」と大きな音がして最初は驚きます(笑)
この音にビビらず確認が出来たらもう問題なし
テスターで確認して問題がないようならインバーターと、
自宅コンセントと接続してリレー配線の間違いがないか切替えて確認します。
自宅でリレーの配線が間違いないのを確認できたら、
安心して車内配線に挑戦できます。
自宅でリレーの動作と接続を確認できたらいよいよ車内配線です。
自宅配線との違いは追加リレーの出力をどちらも元からある
車内についているコンタクタリレーの入力に接続します。
既存のコンタクタリレーから元あるインバーターから接続された
100V配線を外して追加したコンタクタリレーに接続します。
既存の隣に 2つ追加したコンタクタリレーの左側を1番、右側を2番とすると、
エアコンに繋がっているコンタクタリレーから外した配線を1番のリレーの優先入力に接続
室内に繋がっているコンタクタリレーから外した配線を2番のリレーの入力に接続
エクストラバッテリーからの100Vを1番の入力に接続、
エクストラバッテリーからの100Vを2番の優先入力に接続します。
これで既存のインバーターがエアコンでは優先入力、
エクストラバッテリーのインバーターがエアコンでは入力となります。
また、既存のインバーターを室内使用で入力としたので、
エクストラバッテリーが室内使用での優先入力となります。
これでインバーターの電源を両方とも入れると、
エアコンは既存インバーターで室内は追加インバーターが優先で稼働します。
エンジンをかけてエアコンを使うとオルタネーター+既存インバーターの組み合わせです。
エンジンを止めてお出かけする時は既存インバーターを止めると、
追加インバーターがソーラーで充電しながらエアコンを稼働します。
動作はこれでOKだし、既存リレーの変更も最小限だし、
コンタクタリレーの追加配線は非常に簡単な作業です。
バンテック車なら発電機などを追加できるように、
追加するコンタクタリレーの設置場所も確保されていると思います。
【設置】
エクストラバッテリーは基本的にサードシート下にポン付けです。
場所を決めて座板を車体にネジ止めですが、今回設置する場所は
電装庫と違いタイヤハウスがあってフラットじゃないので設置台を製作。
タイヤハウスの凸をうまくかわせるように設計しました。
もしかしたらこの辺りの作業が一番苦労した所かもしれません。
生セル組立てより取付板製作のほうが大変かも。
自宅で組上げたエクストラバッテリーは一旦全バラしして再度組立てます。
こちらで希望者を募集して組立て作業を見学してもらいました。
当日は見学希望者1名と盛況?でした(笑)
ま~ この手の募集は告知しても人が集まらないのが普通です(^_^;)
それでも1名希望者が居たのは嬉しいですね。
前日までに生セルとBMSの繋ぎ込み配線を残して仮組立を行い、
当日の作業自体は非常に簡単と思っていましたが・・・・
あまりにもギリギリに作りすぎたのでネジが入らないというハプニング発生
急遽、低頭のネジを買いに行くという快適化アルアルで乗り切りました。
バスバーのネジ一本取付けに苦労しましたがそれ以外の作業はスムーズ
作業時間より色々説明しながらの時間の方が長かったですね。
あとは充放電確認やリレーの動作確認の一連の流れを説明
生セルバッテリーが非常に簡単に出来ると言うことを実感してもらいました。
組バッテリーで組むのも生セルで組むのも難易度はそう変わらないです。
組バッテリーなら簡単だけど生セルは難しいとはならないと思います。
スペース的に組バッテリーより生セルのほうが有利なのも感じてくれたかな。
【まとめ】
エクストラバッテリー追加の一番の山場がこの車内配線です。
生セルに限らずポタ電を車内で使いたい人には必須の配線工事です。
この配線工事を行えば追加バッテリーを車内で便利に利用できます。
リレーが付いているので外部電源が入れば優先的に外部電源を利用し、
外部電源を外せば自動で車内のバッテリーから利用できます。
エクストラバッテリーとサブバッテリーの同時使用も可能です。
インバーターが2つあるのでエアコンを使用しながら
他の高出力な100V家電(電子レンジ・ドライヤー等)を利用できます。
これで自宅同様家電を気にせず使えるようになります。
エクストラバッテリーへの充電に関する配線を行います。
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