アニマ:「外に出たいか?」さみだれ:「出る。」
幼いさみだれは、難しいことが判りませんので、
アニマ:「お姉ちゃんを助けてくれ。そうしたら、飴をやる。」
さみだれ:「うん。」
アニマ:「ついでに願いを聞いてやる。一つ言え。」
さみだれ:「なにもない。」
そのころのさみだれは、病弱で長くは生きられない状態でした。
病院で晴子とひさめとすれ違いざま、
アニマ:「こんにちは。ご先祖様。」
そう。アニマとアニムスは氷雨と半月の1200年後の子孫でした。
アニマ:「例えば、姉や母を引き留めることもできるぞ?」
さみだれ:「いい。飴食べたけど、あたし、なんもでけへんで?」
アニマ:「何でもできる身体にしてやろう。」
さみだれ:「いい。」
アニマ:「外に出たいか?」
さみだれ:「出る。」
久しぶりに外に出たさみだれは、犬に触ろうとして、幼いゆうひに止められます。
ゆうひ:「危ないよ。」
さみだれ:「雨宮夕日。ゆーくん。」
ゆうひは4年生の名札を付けていました。
これが二人の出会いでした。この頃から、アニマ、さみだれ、ゆうひは知っていたのです。












