こちらは要介護度5の実母の病気や入院生活、自宅介護などについてつづっていたブログです。
母は2021年10月に心不全で亡くなりましたが、現在もときどき母の介護の振り返り記事等を載せております。
ふたたび。
紅葉スポットへ出かけてまいりました。
千葉県の内陸部にある久留里城址です。
駐車場から、なかなかの傾斜がある坂道を登っていきます。
他県のように高い山はありませんが、木々の向こうに房総丘陵が眺められます。
曲輪の下は崖です。ここから攻め上る
のは難しそうですね。
久留里城は室町時代に上総武田氏によって築かれ、戦国時代に里見氏が拠点としていたところです。
この日、敷地内にある久留里城址資料館では、里見氏の最盛期を築いた里見義堯(さとみよしたか)をテーマにした企画展が催されていました。
里見氏といえば、江戸時代に刊行された長編小説『南総里見八犬伝』のモデルとして知られています。
南総里見八犬伝と言えば、「らんまん」の寿恵子さんでしょうか
小説に出てくる里見義実は室町時代の安房里見家初代当主ですが、娘の伏姫のモデルは里見義堯の娘・種姫だと言われています。
種姫は市原市にある宝林寺を創建した人物で、寺の裏山にある洞窟で愛犬とともに暮らし、戦死した夫や兵の菩提を弔い、平和の世を祈願していたと言われています。
宝林寺はテレビでもおなじみ千葉公慈さんが住職を務められているお寺です
確か、馬琴はこの小説を書くにあたり、実際に足を運んで取材をしていないと聞いたような……
ロケハンなしで各地に残る逸話や史実から着想を得て壮大な物語を書いたのだから、すごい想像力ですよねえ。
といいつつ。
わたしは南総里見八犬伝は途中までしか読んでません
たしか「芳流閣の決闘」で信乃と源八が利根川に落っこちたあたりまで
そのうち、いつかと思いつつ現在に至ります
でも小学生の時、たぶん5・6年の頃、学級文庫(知ってますか?)にあった『新八犬伝』は読みましたよ~
『南総里見八犬伝』を原作にしたNHK製作の人形劇のノベライズ版です。
そうそう。
休み時間に自席で「魑魅魍魎うごめく……」とか読んでいて、担任の先生に心配されていましたっけ
仕事だろうけど放っておいてほしいと思ってました
先ごろ公開された映画『八犬伝』も観たいのですけどね
そのうちアマプラかWOWOWでやるかなあ
それはさておき。
この日のランチは千葉県産の豚の生姜焼きと自然薯でした
ちなみに。
久留里城は山の上にあって、ふもとから山道を行く遊歩道もあります。
わたしは行きませんけどね。
だって看板に「シカ・イノシシ出没します」って書いてある
わが家からそう離れていない山の遊歩道でも「イノシシ注意」の立て看板を見かけるようになりました
イノシシは人の話し声が聞こえればそうそう出て来ない……
というわけでもないらしく。
夫が山間の集落で草刈りをしていたとき(仕事です)、音がした方を見たら子連れのイノシシが現れて口から心臓飛び出たそうです
野生動物と言えば先日、秋田県のスーパーにクマが居座って駆除された件で、苦情が舞い込んだというニュースを目にしました。
いやいやいや
イノシシだってコワいのに、クマが人の住むエリアに出てきて、そのうえ人間の食べ物の味を知ってしまったら、もう仕方がないでしょう。
過去に起こったクマによる人間の食害事件のレポとか読んだこともありますし、わたしはとても苦情を入れようとは思わないです。
批判をしているのは都市部に住む人が多いといいます
ちょっと前まで、日常的に農作業をしたり散歩をしたりしていたところに、人を殺傷できうる動物がやってきている
そういう恐怖はわからないのでしょうね
母の実家の方などお墓にクマが出るようになり、気軽にお参りができなくなりました
野生動物が現れるようになると、ヤマビルやマダニなど以前は人里にはいなかったものの被害も増えるようになります
できれば、ただ殺処分をするくらいなら食べちゃう方がいいかな。
父の実家は新潟ですが、父親が撃ってきた熊を食べていたという話はうっとおしいくらい聞かされていたので、あまり抵抗ありません。
わたし自身、仕事でヘラジカの狩りを取材したあとに、シカ肉のサンドイッチをおいしくいただいたことがあります
ただ、野生動物を近寄らせないためには、まずは身近でできることを実践することが大切だと思います。
生ごみを回収日の前日、夜に出さないとか。
果樹の実は早めに取りきるとか。
家の周りを草ボーボーにしないとか。
動物が入り込まないように家の隙間を埋めるとか。
わが家の近く、住宅街にもハクビシンやアナグマ、アライグマが出没しています。
ひょっとするとやがてイノシシも来るかも。
なので。
千葉県にはクマはいないけど、まるっきり他人事には思えないのですよねえ
↑よろしければポチっとおねがいいたします