2014年5月31日(sat)

久しぶりに近所の仲間と海釣りへ。夜半に集まり車で出発する。行先に選んだのは新潟県の市振漁港。ほとんど富山県との県境に位置する。お願いしてここを指定した。実はその理由は釣りだけに非ず。しかし仲間は私の提案を快諾してくれた。市振に到着すると、この時期、朝日は海と陸を分ける真ん中から出てくる。


市振北防波堤灯台
潮の目がいいので、堤防には釣り人の姿が多い。いつもはあの中に交じって釣り糸を垂れるのだが、今回は周囲に人がいない対岸の防波堤を選ぶ。その理由は宴会。今回の仲間は釣りというより飲み仲間。糸魚川市内のスーパーで酒とおつまみを買い込んできた。釣りの条件のいい場所よりも周囲に迷惑が掛からないことを念頭に置く。仕掛けを作る前に、早くも1本目の缶ビールを開ける。


市振北防波堤灯台
灯台を旅の目的にする前から、この市振港北防波堤灯台とともに一夜を過ごしたことがある。もちろん夜釣りが目的だったので、そのときは特別意識することはなかったが、緑色に点滅する姿に妙に惹かれるものがあったのは事実だ。思えば灯台が好きになるのに少なからず影響を与えた灯台だ。


こちらの堤防には航路標識番号が付いていない小さな赤い灯台がある。港の入口には沖から向かって右に赤色灯台、左に白色灯台があるのが航路標識法によって定められている。


夕方に通過するトワイライトに
会えるかどうかは釣りの成果次第

市振漁港は北陸本線市振駅から近い。時々電車が到着する警戒音が聞こえてきて、そのたび私の目線は波間から陸へと泳ぐ。特急はくたかの後には北越が来たり、次は普通列車だったり、貨物列車だったりと、割に頻繁に行き来する。今日は札幌駅発の寝台特急トワイライトエクスプレスの運行日ではないが、夕方までここにいれば大阪駅発の車両を見ることができる。先日、運行廃止が発表されたばかりなので、その姿を見たいと思うが、それまで留まれるかは釣りの成果次第だ。


条件はいいはずなのに一向に引きがない。それは周囲も同じで、ポツポツと帰り支度をして引き上げていく。朝からトップスピードで飲み続けた仲間も、正午を過ぎると昼寝をし始め、やがてもう帰ろうと言い始めた。今日はトワイライトには出会えないと諦めるが、まあこれは想定内で、次にこの市振を選んだ本当の訳が明らかになる。(写真/釣り上げた成果と持ち込んだ新潟のお酒)


釣りの後の楽しみに続く