東京農業大学第一高等学校中等部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダルマ 住所 世田谷区桜

  小田急線「経堂駅」・世田谷線「上町駅」より徒歩15分
  「渋谷駅」よりバス30分/「用賀駅」よりバス10分 

 

ダルマ 共学(1学年 男子約80名・女子約100名)

 

ダルマ 試験日 2月1日AM(4科)

      2月1日PM(2科)

      2月2日PM(2科)

      2月4日AM(4科)

 

ダルマ 四谷大塚80偏差値 (男子)61 (女子)64

 

 

 

 

  教育理念・学習指導

 

 

教育理念「知耕実学」、

校訓「質実剛健・自主独立」。

 

 

東京農大の初代学長・横井時敬先生の言葉

「稲のことは稲に聞け」や、

「農学栄えて農業亡ぶ」は有名ですよね。

 

徹底した実学主義で、実学を通して知を耕す、

つまり、本物に触れる体験を通じて仮説を立て、

検証していく思考のプロセスを大事にしている学校です。

 


 

8:10始業、17:30完全下校。

週6授業(土曜AM授業あり)、1コマ50分です。

 

1学年5クラス編成、1クラスあたり36~37名。

 

高1より習練度別クラスに分かれ、

高2で文理選択。

 


実学の例として、

専用農場で1年間かけて稲作(中1)、

大学教授によるお米の科学(中2)、

みそ作りを通じて発酵を学習(中3)等々を紹介いただきました。

 

 

また、中1(中3かも?)の宿泊研修では

北海道の知床で1人1匹新巻鮭を作るそう。

 

しょっぱなから

鮭の鱗を取り、さばいている生徒さんの動画が流れ

農大一中らしさ全開でスタートした説明会でした。

 

 

 

 

  完全中高一貫校化

 

 

2025年より高校の募集を停止。

農大一中高は完全な中高一貫校になります。

 

他方、2025年4月には

隣接する農大稲花小から

第1期卒業生が入学します。

 

 

現状、中学は1学年175名のところ、

次年度より1学年250名の体制に。

 

 

高入生がいなくなり(150名→0名)、

中学受験での募集定員が増え(175名→200名)、

稲花小からの内部進学生が加わり(0名→70名)、

 

計算上、中学は現状よりも人数が増え、

高校は現状よりも人数が減ることになるもよう。。

 

 

 

農大稲花小は、2019年に新設された

東京23区で最も新しい私立小学校。


農大稲花小の人気、受験倍率の高さは

お受験界に疎い私の耳にも入ってきましたが、

 

毎日ネイティブ先生による英語の授業があり、

最長19時まで利用できるアフタースクール(学童)完備で

共働きパワーファミリーから絶大な支持を得ているとか。

 

 

ちなみに、稲花小の校長先生は農大教授なので

中高の校長先生も?と調べたところ、

現校長の幸田先生は都立高校で数学教諭をされたのち、

都立小石川で副校長、都立立川国際で校長を歴任し

2022年より現職とのこと。

 

ずっと中高教育の前線で活躍してこられた方ですね。

 

 

 

 

  進学実績

 

 

2024年卒業生の52.3%が理系に進学、

47.7%が文系に進学とのこと。

 

意外にも、文理は半々くらいなのですね。

 

 

全卒業生のうち、系属の東京農大や

東京情報大に内部進学するのは1割弱。


国公立大や医学部・薬学部への進学者も多く、

大学付属ではなく、一般的な進学校と捉えてよさそうです。

 

 

 

 

  入試について

 

 

2025年入試から、2/1AM入試が新設されます。

 

農大一中を第一志望にしている方のための日程ですね!

 

 

全4回の試験は、試験科目と配点が全日程バラバラで、

いつ受験すべきか悩みそうです。。

 

・2/1AM(4科・募集40名) 算国100点・理社80点

・2/1PM(2科・募集85名)算100点+国or理100点

・2/2PM(2科・募集60名)算150点+国or理100点

・2/4AM(4科・募集15名)算国理社100点

 

 

なお、農大一中の国語はサイエンス系論説文の出題が多いそうです。

 

お話してくださった入試広報部長の先生によると、

2/1PMや2/2PMで国語を選択する場合、

「物語文が得意で論説文はイマイチ」という方は

あまりおすすめできない、とのことでした。

 

 

 

 

  感想

 

 

派手さはありませんが、

「地に足ついてる」という印象をもちました。

 

まさに、質実剛健・知耕実学。

 

 

現状、中学校は5クラスと

比較的小規模でアットホームな体制でしたが、

 

2025年からは1学年あたりの人数が増え、

稲花小から内部進学生も入学し、

雰囲気が変わるかもしれません。

 


 

東京農大といえば「大根踊り」。

 

今年のお正月、

東京農大陸上競技部が10年ぶりに箱根駅伝に出場し、

沿道で応援団が「大根踊り」を披露していました。

 

 

そして、農大一中の体育祭でも

大根をバトンに見立ててつなぐ「大根リレー」が有名!

 

もし落としたりして大根が2つに割れてしまった場合は、

両手に大根を抱えて走らないといけないそうです笑

 

大根愛が強いニコニコ

 

 

 

どの最寄駅からも徒歩15分以上かかる本校ですが、

私は今回、渋谷からバスに乗ってみました。

 

5~10分間隔で運行しているので

ほとんど待たずに乗ることができました!

 

乗車時間は30分となかなか長いですが、

座れるし、停留所は学校の前だし、

個人的には経堂から歩くより快適~という感想です。

 

 

 

さて、個人的に一番ツボだったのが

ホームページに掲載されている中期計画です。

 

 

 

例えば、

この中のアクションプランの1つとして、

SNSの利用が掲げられているのですが…

 

 

(「第4期中期計画書」P121より抜粋)

 

アクションプランの目標達成度は以下の基準とする。

 

① 年度内に発生したSNS関連のトラブルが5件以上:

 目標達成度30%

② 年度内に発生したSNS関連のトラブルが3~4件:

 目標達成度50%

 

 

わ~、具体的… 

 

先生方「仕事人」としての側面を垣間見てしまった感じですにっこり

 

分厚い中期計画書をそのままPDFで公開しちゃうあたり、

真面目な学校なのだろうな、という印象を持ちますね。

 

 

 

新校舎はモダンで、流行りの自習室も完備され、

私の中で「郊外ののんびりした学校」のイメージが刷新されました。

 

 

きっと、今後ますます人気が出て

もう我が家には手の届かない存在になっちゃう…。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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