12/16(土)クッキーハウスのライブがある時~♪ 高槻の旅 1日目〜その1~ | ちいたろうのお出かけ日記

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 12月も半ばを過ぎたというのに、まだ銀杏の黄色い葉っぱが目立つ東京丸の内。これから大阪に向かいます。

 今夜相手取るのは、久しぶりの深夜バスです。前回、大阪に行った時は、東京ディズニーランドから乗ったのですが、今回はJRのドリーム号なので、出発地は東京駅八重洲南口。
「東京のど真ん中だし、一杯ひっかけてからバスに乗ればいいや」
 そんなことを考えて、発車の2時間前には東京駅にほど近い地下鉄の大手町駅に着いたのですが、東京駅はこんな時間でもすごい人。特にバスターミナルのある八重洲南口は、ひっきりなしに人が行き来します。
 八重洲の地下街に下りると、遅くまで開いている店でも22:30がラストオーダーのようです。
「23時まで飲めば、ちょうどいいじゃないか」
 でも、23時まで開いている店はどこも満員。それなら駅から少し歩いたところにある飲食店はどうかと思って行ってみるのですが、こちらもすごい人。今日は祭りでもあるんじゃないかと思うくらい、サラリーマンらしい人たちがウロウロしています。コロナ禍が落ち着いて、どこも忘年会が行われているのかもしれません。
 これはどうにもなりません。時刻はもう、22:40。あと1時間ちょっとなら、もうバスターミナルで待っておくことにしましょう。なあに、待つだけでよいのなら、以前よく通ったパークで鍛えられています。


 バスターミナルの片隅に立ちながら行き交う人を見ていると、老若男女さまざまな人がいます。みんながバスに乗るのかどうかはわかりませんが、まっすぐ歩くのに苦労するほど人がいます。
 バスターミナルを行き交う人の中には、スーツ姿の男性も目立ちます。そして、彼らはそのまま夜行バスの乗り場へ向かいました。これから地元に帰るのか、それともこれからどこかへ向かうのか。いずれにしろ、仕事で夜行バスを使う人も一定数いるのかもしれません。
 私が乗るのは、23:50発のグランドリーム95号。今日の夕方、窓側席が空いていたので予約しました。


 明日は15時までに大阪の高槻に着けばよいので、午前中の新幹線でも十分間に合うのですが、バスの方が若干安いのと、何よりネタづくり。旅といえば、深夜バスなのです(意見には個人差があります)。
 バスは定刻に東京駅八重洲南口を発車して、0時頃、霞ヶ関ランプから首都高に入りました。学生時代は、青春18きっぷを使ってどこまでも行った私。それに比べたら、深夜バスなんて快適そのものです。
 気がついたらぐっすりと眠っていて、最初の休憩地である鮎沢PAに停まったのは気づいたのですが、そこから先は再び夢の中。
 次に起きて時計を見ると、時刻は5時前。休憩地である御在所SAへの到着を知らせるアナウンスでした。さすが、学生時代に鈍行列車で鍛えただけのことはあります。


 ここで5:27まで30分ほど休憩するというので、トイレに行って、固まった体を伸ばしておきます。
 バスが出発すると再び眠り、気がついたのはもうすぐ大阪到着を知らせるアナウンス。時刻は7時。窓の外を見ると、すでに高速を降りて新御堂筋を走っているようです。


 いくら暖かいといっても、12月。日が昇るのがずいぶんと遅くなっているのと空がどんよりと曇っているのもあって、大阪の街は薄暗く感じられます。


 7:18、定刻よりもだいぶ早く大阪駅JR高速バスターミナルに到着しました。地下街のホワイティうめだに降りて、朝ごはんが食べられる喫茶店を探します。エスカレーターで左側を空けているのを見たとき、「ああ、大阪に着いたんだ」と実感するのでした。

 大阪の朝といえば、やはり喫茶店のモーニングが食べたいのです。ちょうど、店員さんがシャッターを開けていたKIEFELさんに飛び込みました。

「煙草吸えるお店ですが、煙、臭い大丈夫ですか?」
 人数を聞かれたときに確認されました。大阪の喫茶店文化では、まだ喫煙可のところが多いようです。中は一応、分煙になっているので、近頃はすっかり珍しくなった「禁煙席」に通してもらいます。


 今日は午後まで何も予定がないので、午前中は高槻観光を検討することにしましょう。どこかの国の首相ではありませんが、最善を尽くすことができるよう、高槻市観光協会のサイトを見ながら慎重に検討します。
 すると、「温泉」という項目が目に入りました。JR高槻駅から無料の送迎バスが出ている日帰り入浴施設があるようです。
「そういうところでしょぉ、ボクをもてなすには」
 ふと、誰かさんのそんな台詞が聞こえたような気がします。深夜バスの後の風呂。しかもそれが温泉なんて、最高ではありませんか。
 祥風苑という入浴施設の送迎バスの始発は10:00。高槻までJRで行けば、駅前から送迎バスに乗ることができます。でも、今いるのは梅田の地下。阪急なら始発駅なので、高槻市まで確実に座って行くことができます。
 運賃はどちらも同じ金額。駅から少し歩くことにはなりますが、ここは座ることを優先して、阪急で行くことにします。
 阪急の大阪梅田駅は、行き止まりになっている頭端式ホーム。そこに9本の線路がたどり着く駅のつくりは、昔から大好物です。


 9:20、阪急名物の神戸線、宝塚線、京都線の3線同時発車で高槻市に向けて出発。もう、この時点でワクワクが止まりません(個人の感想です)。バスで大阪に着いたときにはパラパラと雨が降っていましたが、日が差して明るくなってきました。


 9:41、高槻市駅に到着。JR高槻駅まで商店街を歩いてみると、けっこう飲食店なんかも揃っていて、お昼はここで食べるのもよさそうです。
 JRの線路を越えて反対側の北口の京都銀行の前に行くと、ボンネットバス風にしたマイクロバスが待っていました。外にいた運転手らしい男性に声をかけて、乗せてもらいます。とりあえず、高槻の旅スタートです。