折角「マンホール風土記」の管理人さんであるHigurasiさんに参照の許可をとったにも関わらず、全く進めていなかったこの企画、取り急ぎ開始したいと思います。Higurasiさん、大変申し訳ございません。


記念すべき第一回は、東名高速道路に沿って進めて行きます。Higurasiさんのサイトにて見られる場合は、市町村名の横に(Higurasi様)と書いておきますのでご参照ください。


①神奈川県・川崎市
Todo sobre los signos municipales ~オール・アバウト・カントリーサイン~-川崎市

 ・カントリーサイン:椿

 ・マンホール    :椿とツツジ

椿は市の木、ツツジは市の花です。制定年は1974年で、市民に親しみがあるという理由からでした。

マンホールのデザインは、中心の大きなツツジを7つの椿が囲むというものです。このツツジは川崎市そのもの、7つの椿は川崎市内の7つの行政区(麻生区、川崎区、高津区、多摩区、中原区、宮前区、幸区)を表し、「7つの行政区で力を合わせて川崎市を作っていこう」というようなメッセージが読み取れます。

川崎市は多様性に富んだ市であるため、市の端的なシンボルとなる市の花や木がカントリーサインとして使われやすいのでしょう。区ごとのカントリーサインがあるともっと楽しいのにな、と思いました。


②東京都・町田市〈Higurasi様〉
Todo sobre los signos municipales ~オール・アバウト・カントリーサイン~-町田市

・カントリーサイン:国際版画美術館 

・マンホール   :①けやき ②サルビア

国際版画美術館は、町田市にある版画専門の美術館です。1987年に芹が丘公園の中に設立しました。美術館周囲には面白いオブジェがあったり小川が流れていたりして、市民の憩いの場となっています。

ケヤキは市の木、サルビアは市の花です。どちらも1972年に制定されました。ケヤキは高く伸びる様が発展して行く町田市、サルビアは真っ赤な花がエネルギッシュな町田市を象徴しているというのが理由です。

市の花や木の制定理由というのも調べてみると面白いですね。


③神奈川県・横浜市(Higurasi様)



・カントリーサイン:日本丸              
Todo sobre los signos municipales ~オール・アバウト・カントリーサイン~-横浜市
・マンホール   :横浜ベイブリッジ


日本丸は、1930年に製造された商船学校の練習船です。戦争中は帰還兵の輸送船として使用されましたが、戦後は再び練習船となり、1984年に引退しました。多くの船乗りを育て上げたこの船は、現在横浜市が買い取り、内部見学もできるスポットとなっています。

横浜ベイブリッジ1989年に完成したつり橋で、全長は860メートルにも及びます。横浜の夜景を彩るスポットです。

横浜市はなかなか強気でして、カントリーサインにもマンホールにもスポットを持って行きました。ここに横浜市民のプライドが垣間見えるのはわたしだけでしょうか?



④神奈川県:大和市(Higurasi)



・カントリーサイン:「親子のふれあい像」(引地台公園) 
Todo sobre los signos municipales ~オール・アバウト・カントリーサイン~-大和市
・マンホール    :①ヤマザクラ ②野菊

「親子のふれあい像」は市内にある引地台公園の入り口の噴水にある銅像です。引地台公園は1973年に厚木基地「イースト・キャンプ」跡地に作られた公園で、「かながわ公園50選」にノミネートされています。「ドカベンスタジアム」があるらしいです。

ヤマザクラと野菊は市の木・花です。制定年、理由は…申し訳ありませんがわかりません。





⑤神奈川県:綾瀬市〈Higurasi様〉
Todo sobre los signos municipales ~オール・アバウト・カントリーサイン~-綾瀬市


・カントリーサイン:バラ(ピース?)

・マンホール    :①バラ(ピース?) ②ヤマモミジ


バラは綾瀬市の花です。1974年に制定されました。理由は栽培しやすいので庶民的だということです。ピースはバラの品種のうちの1つで、綾瀬市の各所に植えられています。これはアメリカの品種で第二次世界大戦後を記念して開発されました。1994年からはこのピースを全国に送付するという平和事業が行われています。

ヤマモミジは綾瀬市の木で、1974年に制定されました。理由は気候風土に適していることからです。


初回という事なので、一気に5つアップしました。今後はこの企画も進めていきます。


改めまして、Higurasi様にお礼を申し上げます。