前回、グリーンセンターで買ってきた水仙の球根を100個植える、と豪語した私だが、できなかった。
チューリップを35個、紫色のアリウムを50個植えただけで、日が暮れたのである。 というのも、このフラワーベッド、お察しの通り、雑草だらけだったのである・・・。
なので、まずは雑草をすべて引っこ抜き(タンポポが根が深くてやっかい!さらに、ネトルというチクチクする雑草がいっぱい・・・)、そして土をほじくり返してやわらかくし、コンポストを混ぜ込んで土の質を改善してから、やっと球根を植えたのである。
しかし、球根を植えさえすればいいというものではない。放っておけば、またあっというまに雑草が生い茂る。さらに、猫が柔らかい土をこれさいわいと、トイレにするのである。
イギリスでは、猫を家の中に閉じ込めて飼っている人はほとんどいないから、我が家の猫だけではない。近所中の猫が、「!! やった、トイレに最適!」とうちの庭にやってきて、ウ〇コをするのである。 なにしろ、イギリス人の庭で、芝生に覆われていない場所は少ないのである・・・。
そこで、猫よけに、土の上に厚く木の皮、バークの粉砕したものを敷き詰めた。 「よしよし、これでいいだろう・・・」
ところが、翌日念のためにチェックに行って、驚いたのである。 もう、さっそくしてあるではないか!!!
バークがあっても、そこをほじくって、土をしっかりだして、ウ〇コがしてあったのである。 この色、この形は、我が家の猫である。 怒るわけにもいかない・・・。
そこで今度はバークの上から、木の枝をたくさん差し込んで、地面からとげが出ているようにしたのである。 10センチ間隔ぐらいで。 こうすれば、しゃがんでゆっくり、なすこともできないだろう。しめしめ・・・と。
ところが、である。 今日チェックをすると、またしてあるではないか!!! ほじくり返して!
しかも、どうもよそ様の猫のぶんもあるではないか。
これでは、せっかく埋めてある80個の球根が、じきに死んでしまうのである。
なので、今日はまたさらに、差し込む木の枝を増やしたのである。 これで様子を見よう・・・。
まさに、猫との対決なのだ。
いやすぐ横にちゃんとフカフカした土の部分も用意してあって、そちらで用をたせばいいのである。なぜそちらを使わないのであろうか。猫とは、まったくこちらの思うようには動かない生物なのである。
今日は、さらに、天気が良かったので、フロントヤードにあるバカでかい池の雑草をなんとかするべく奮闘した。
こういうぬれたり、汚い作業をする時には、息子のアメリカ土産の「トランプ・ソックス」をはくのである。
これが、池。これだって、2日ほど前に、だいぶ水草を引っこ抜いて、菖蒲の葉っぱなど整理したのだ。
今日また2時間ほどかけて、池に落っこちそうになりながら、さらに水草を1トンぐらい引っ張り出し(大げさ)、睡蓮の葉っぱなどを切り、だいぶ水面が見えるようになったのだ。 昔は、モネの睡蓮の池みたいだったのに…。
どうでしょう。 少しはすっきりしたでしょうか。池の真ん中の植物を手繰り寄せて伐ったりしていたので、腰の痛いこと・・・。 でも、金魚が見えるようになりました! 大きなのが6匹、すぐにわかりました。
これで少しはカエルも金魚もタガメもヤゴも日向ぼっこができるんじゃないだろうか。
本格的に手入れするには、胸までくる長靴を履いて入って、増えすぎた睡蓮や菖蒲の球根や根を整理しなくてはならないだろう。けっこう、深さは1メートルぐらいあるのだ。一回落ちたからわかる。
池と格闘して水はズボンにかかるし、手袋は水浸しになるし、もう嫌になってランチにすることにした・・・。
少しは作業の効果の表れているバックヤードの藤棚の下で、コーン野菜スープと甘いパネトーネで。 愛読書が「子供の虐待とネグレクト」というところがすさんでいる・・・。しかし、読まねば。
そして、ランチ後、またフロントヤードに戻り、作業。
ここは昨日3時間かかって雑草を抜いたところである。
そこに、こんどこそ、100球の水仙を! やっと20球ぐらい植えたが、根気がつきた・・・。
しかし、ここも掘り返してバークでカバーすれば、猫がまた来るであろう・・・。 うぬぬぬ・・・。
雑草が生えないようにバークをしきつめれば猫がウ〇コするし、バークをしなければ、またタンポポだらけになるし・・・。この二者しか選択肢はないのかあ~!
そして、秋の午後の日差しは優しいのであった…。 ま、いいか、猫ぐらい。 リスだって、球根をほじくり返して盗んでいくんだから・・・。
ああ、人生は本当に思うようにはならないのである。
明日はロンドンに出てスケートのレッスン。 それから久しぶりに会う友人とランチ。
それからまたリンクにもどって2時間ほど滑ったら、スケート仲間と外リンクに滑りに行く。 そして8時からは他のスケート仲間も加わって、夕食。 それから彼女の家に泊まりに行くので、ロステレコムはライブでは見られない。
でも、ニュースでは練習はとても調子が良かったようで安心だ。ランスルーの動画もありがたくお借りします!
きっと羽生君は自分の納得のショートプログラムを滑ってくれるだろう。 夜に、みんなでワイワイしながらB・ユーロの録画を観戦することにしよう! それぞれ応援する選手が違うので、それもまた面白い…。
秋はなんだか、忙しいのである。