長いです注意










ダスティが、もういません。










5月頭にうちの花壇で出産したダスティ。

この小さなガラスのお皿を屋根にできると思った

いじらしいダスティ。

1週間と少ししたら裏の家に引越しました。









そこから10日くらいしたらまたうちに来ました

猫は場所を変えながら子育てするそうです。

また、なぜそこ…というような

頼りない植木の下で横からも上からも丸見え。

丸太を置いてみたけど子猫の脱走が止まらない笑い泣き

ここは2日で撤退笑い泣き











ある日、一日不在にして帰宅したら

庭で顔がパンパンに腫れたダスティがうずくまっていました。

触って欲しくないみたいで、触ると逃げて

無駄な体力を使わせてしまうのでそっとしておきました。

週末の夜で、電話に出る獣医は見つからず

離乳の頃に母子猫を託そうと思っていた施設だけが

治療と里親探しをしてくれると言ってくれました。

ただ、この時うちにいたのはダスティのみ。

ダスティだけ連れて行ったら子猫がもたない。

だし、おそらく裏の家も長らくこの辺りの野良猫を可愛がっているはず。



夫が裏の家に、

-ダスティを治療に連れて行きたい

-その場合、お宅にいる子猫も引取りが来るかもしれない

↑ことを話しに行ったのですが

どうやら居留守を使われてしまいました汗

こんな日に限って冷たい風が強い日で

もう一度だけ庭を見に行ったらダスティは消えていました。

いなくなってしまったので、保護も見送り。

この時、子猫はまた裏の家、のはず。



翌日、ダスティは一回も現れず。

翌々日、その翌日、ダスティは来てくれましたが鳴かない食べない飲まない。

同時に子猫の気配も裏の庭から消えてしまいました。

この時から子猫は裏の家が世話していると願うばかり。










ダスティは子育てをもうしていなさそうだったので

数日後、ひらけたところで昼寝を始めた時に

断腸の思いで、保護施設にお迎えを頼みました。

子猫の動静が全くわからない、

うちの子ども達にもお別れさせられない、

おとぼけちゃんのワイフなのにごめんね、

でもこれ以上痩せて、毛がボサボサになっていくダスティは見ていられなかったので。











知らない人が来たら逃げるので施設の人の到着を確認して

私が抱っこしてダスティを玄関まで連れて行ったら

なんと…!!!

あんなに弱々しかったダスティが

後ろ足で思い切り私を蹴って大逃亡びっくり

わざわざ来てくれた施設の人にも申し訳ないし

具合の悪いダスティに怖い思いをさせてしまって

数時間は後悔で立ち直れなくなりそうでした。









でも夕方、またダスティは来てくれましたニコニコ

しかも少し生気が戻っていました!

この騒動をきっかけに、子猫用に買っておいた缶詰、

ふやかしたカリカリ、茹でた魚、と

だんだんいつも通りのダスティにニコニコ

子猫のことは忘れてしまったのか

子猫がそこにいないからどうしようもないのか

出産前のダスティになっていました。

子猫は、裏の家が良いようにしてくれてると信じるしかないね、と家族で話していました。










が。それからしばらくして

ダスティもいなくなってしまいました。

ダスティのことも、裏の家が良いようにしてくれたと信じるしかありません。

うちにはついにひとりぼっちになってしまった

おとぼけちゃんがしょっちゅう来て鳴いています。

寂しいよね…












ダスティが、私を蹴って大逃亡した日から

来なくなっていたら私は立ち直れなかったと思います。

最後にしばらく元気な姿を見せてくれてありがとう。

ダスティも子猫も、どこかで幸せにしていますように。

うちに来る様になってからの写真を見ていたら

一歳前後でお母さんになったダスティは

駆け足で大人の階段のぼっちゃったなぁと

動物の力強さに感心させられています。