大学入学のために親元を離れ、
祖父の家で2年間
祖父と2人暮らしをしました。

「おじいちゃんと2人暮らし」
と言うと、よく友達から
驚かれていました。
 
驚かれていたのは、
その2人暮らしが
うまくいっていたからです。
 
「ありがとう」と「ごめんね」
をきちんと言い合って
平和に暮らしていました。
 
祖父が癌で亡くなった時には
絶望しましたが、
いろんな人が
「あなたと暮らせて
おじい様は幸せだったね」
と言ってくれて助かりました。
 
あれから20年、
今の私は幸せとは言えません。
 
そのことが祖父に
申し訳ない気がして、
涙がこぼれてしまいます。


おじいちゃんに会いたい。