保育補助の人間関係

今でこそこんなにやさぐれている
私ですが・・・
 
保育補助として働き出した当初は
各方面と上手くやろうとかなり気を使って
保育にあたっていました。
 
保育補助は正規保育士の
サポート役ですので・・・
 
正規保育士の言う事に素直に従い
でしゃばらないようにこころがけて
いました。
 
保育業務も1度言われたら
きちんとメモしてしっかりと覚え
二度と聞く事の無いようにする。
 
いつも笑顔を絶やさず
嫌な事を言われてもジッと
耐えていました。
 
ですが・・・
 
ある保育士同士の人間関係の
トラブルをきっかけに
そういった事がどうでも良くなって
しまいました。
 

保育士の人間関係トラブル

 
私が、
保育1日目から組まされたのは
気性の荒い中年保育士でした。
 
新卒だったのですが保育補助
という扱いで新人教育は無く
いきなりの保育業務。
 
分からないことだらけの中で
必至に保育にあたっていましたが
ミスは発生します。
 
その度に
「もう本当に・・・
無駄な仕事増やして!!」
とイライラ感情的に怒られる。
 
自分の気持ちが治まらないと
一日中無視される事もありました。
 
なれない社会人生活に加え
相性の悪い先輩保育士との関係が
私の精神を蝕みました。
 
給食がのどを通らず
無理に食べると吐き気がして
毎日嘔吐してしまいました。
 
体重も1か月で5kg以上減って
生理も止まってしまいました。
 
「自分は保育士に向いていない。
もう辞めたい、辞めよう。」
そこまで追い詰められました。
 
そんな時に、
私の無理に作った笑顔の裏の
つらさに気が付いて声をかけてくれる
保育士がいました。
 

優しく声をかけてくれた保育士

 
その保育士は、
保育士10年目の保育士で
中堅と呼ばれるような保育士でした。
 
人当たりが良く保護者や保育士に
人気のある保育士でした。
 
「ちょっとつらそうに見えるケド?
何かあった??」
 
その人柄と優しい言葉に
ついペアの保育士にされている仕打ちや
その事に関するつらさを話してしまいました。
 
「そう?そうなの?」
と話に同意してくれるのが心地よく
何度かその人に相談をしました。
 
ですが・・・
 
ある日、
ペアを組んでいる保育士と園長から
「ねぇ、あなた園でいじめられているって
言いふらしているそうじゃない?」
 
そんな風に言われてしまいました。
 
その内容はまさしく、
私が人当たりの良い保育士に
話した内容そのまま。
 
「そういう事は、
陰口を言うのではなくて
主任に相談してちょうだい!」
 
それ以来、
園長からは冷たい対応をされ
ペアの保育士からの風当たりも
ますます強くなりました。
 

保育園の人間関係が辛い

 
私は信頼したからこそ相談したのに・・・
 
ビックリするやら恥ずかしいやら
愕然としました。
 
その後観察してみると、
その保育士は誰とでも仲良く話して
いるように見えて・・・
 
こちらではあちらの悪口を言い
あちらではこちらの悪口を言うという
噂好きな女性にありがちなタイプでした。
 
追い詰められていたとはいえ、
そんな人間にペラペラと気持ちを
しゃべってしまった自分も悪いです。
 
だけれどそれ以来、
保育園の人間関係からは孤立して
集団で無視してもいい人間のような扱いを
受けるようになりました。
 
何だか保育士としてもがんばる
気持ちが失せてしまいました。
 
「保育士としてできるかぎりの事を
がんばろう」という気持ちから・・・
 
「お給料分だけの働きを淡々としよう」
というように気持ちが変化しました。