「自分本位」というのは「自分を中心にして物事を考え、何か発言したりアクションを起こす際に、他人の気持ちや立場を考えずに自分の欲求のみに従い行動に移すこと」です。
私の知り合いで、エンパス体質で心の闇を抱えている人が、「過去に他人の責任まで引き受けてしまっていたから、様々なトラブルに巻き込まれてきたのに気付いて、自分の自我の声に従って”選択”することが重要だということを学んで、自分本位に生きるようにしたらトラブルに巻き込まれなくなった」と言っている人がいました。
彼女は見捨てられ不安から過剰に他人の顔色を伺ったり、他人を支援することで自分の存在価値を確認しようとして、共依存のイネイブラーになってしまっていたようですが、結局それに向き合ったり癒しに取り組む事は無く、「自分本位」で生きる事を選んだようでした。
今スピリチュアルな教えで「創造主として自分が望むことを実現して生きる方法」が流行っているのは、こういった背景があるからだと思います。
スターシード・インディゴはもちろん、アセンションの流れでエンパス体質の人が増えてきて、必死に防御しようとしているのかもしれません。
もちろん、彼女のようにあからさまに「自我の声に従って」という事は言えないので「創造主として」ということになっていますが、スピリチュアル系の教えを聞いていると、大半が低次のチャクラである第1チャクラ~第3チャクラのパワーを使うように教えています。
このパワーを使うと、それまで支配される側だった人が、今度は相手をコントロールする側になるので、確かに他人に振り回されてトラブルに”巻き込まれる”ことは減るかもしれませんが、無意識のうちに他人を振り回したり、”自己中な人”や”迷惑な人”になっているかもしれません。
「やるかやられるか」というモードの中で、常に相手を制圧しようとしているので、本当の意味での安らぎや調和はありません。
又、相手をコントロールする為に霊的エネルギーを使うと、自分自身が宇宙から与えられた自己主権を失うことになります。
こういった一連の流れは、ネガティブエイリアンによって仕組まれた罠です。
なぜなら、共感力を捨てて自分本位で生きることは、霊的進化を放棄することにつながるからです。
一方健全なエネルギー的境界線を引くことは、自分を守ることになりますが、相手の権利を侵害しないようにすることにもなります。
相手にとっても無害であることは、自己主権を維持する上での重要なポイントです。
もし相手が自分本位に振舞っている場合、こちらも自分本位で対抗するとしたら、無意識に相手を威圧することになります。
一方エネルギー的な境界線で対処する場合は、エネルギーの方向性をそらしたり、隔離するテクニックを使うことができます。
これは宇宙の自然法則に反しない方法なので、カルマは生成されません。
自分のパーソナルスペースを指揮することは、健全な境界線を保ち、自分にとっても他人にとっても、そして地球にとっても害の無い生き方を選ぶことになります。