【タイトル】
ファイヤーフォックス(原題:Firefox)
【概要】
1982年のアメリカ映画
上映時間は136分
【あらすじ】
ソ連が新型戦闘機「ファイヤーフォックス」を開発したことを知ったNATOは、対抗した新たな戦闘機の開発が間に合わないと見るや否や、その戦闘機ごと盗み出す計画を決定する。その計画を実行するためにロシア語を話すことができる元アメリカ空軍パイロットのミッチェル・ガントへ参加を要請する。
【スタッフ】
監督はクリント・イーストウッド
音楽はモーリス・ジャール
撮影はブルース・サーティース
【キャスト】
クリント・イーストウッド(ミッチェル・ガント)
フレディ・ジョーンズ(ケネス・オーブリー)
ナイジェル・ホーソーン(ピョートル・バラノヴィッチ)
【感想】
作家クレイグ・トーマスの代表作「ファイヤーフォックス」の映画化。イーストウッドが監督、主演したスパイサスペンスアクション大作。どこか70年代っぽさも残す序盤からの雰囲気は決して嫌いではないが、どうも終盤までずっと一本調子だったように感じ、上映時間以上の体感であった。
主人公に情報を与えないことで、観客もこれから何が起こるか分からないという感覚にしたかったのだろうが、それが却って「なんでそれを先に言っておかない?」と疑問を抱かせる結果になっており、ただ後先考えない作戦だったようにしか見えないのが残念(実際いい加減な作戦に見えるが)。
思考制御による操縦のためにロシア語が必要になる展開はなかなか面白いのに、それが映像としてうまく表現されていたとは言い難い。「スター・ウォーズ(1977)」のスタッフを招いて仕上げた空中戦もどこか単調で、悪い意味で「スター・ウォーズ(1977)」っぽさが目立つ形となった。
本作は一応ヒットしたらしいが、同年公開でヒットこそしなかった「センチメンタル・アドベンチャー(1982)」の方がよっぽど味わい深い作品だった。
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語/ロシア語)
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語/ロシア語)
映像特典
├ドキュメンタリー
<BD>
言語
├オリジナル(英語/ロシア語)
映像特典
├ドキュメンタリー
├オリジナル劇場予告編