がんの告知を受け、自分自身がショックでどうかなってしまいそうな状況でしたが、家族と会社にこの事実を伝えなければなりません。

 

まずは仕事中の妻に電話

 

私:「検査の結果だけど、あまり良くないみたいで・・・がんだった。」

妻:「・・・・・ウソでしょ・・・・?」

私:「ごめん・・・、しかも悪性の強い種類のがんで転移もあるみたい。」

妻:「そっか・・・・・・・・大丈夫?」

私:「ちょっとつらいかな・・・・、詳細は家で話そう」

 

おそらく妻も私同様、楽観視していたと思われ、想定外の報告に戸惑っていたと思う。

妻は常に気丈に振る舞うタイプで、今回仕事中ということもあり、手短に電話を終わらせたため、この時の妻の感情を窺うことはできなかったごが、伝えられる側の立場の人間はどのようなことを考えるのだろうか・・・

 

妻への報告を終え、次は会社の上司へ電話

 

私:「先ほど病院から帰宅しましたが、検査の結果が良くなく、来週からまたいただくことになりそうです。」

上司:「そうか・・・どんな状況や?」

私:「結果としてはがんでした。来週から大学病院へ行き、検査・治療というかたちで、復帰については目途が立っていません。」

上司:「がんと言っても、今はだいたい治るんやろ?」

私:「そう思いたいです」

上司:「わかった。仕事のことはみんなでカバーするから気にせんでいいよ。ゆっくり休みや」

私:「・・・ありがとうございます。ご迷惑おかけします(半泣き)」

 

だいたいこんな感じでした。地方の企業ということもありますが、上司・同僚には恵まれており、仕事については、あまり心配することなく休むことができそうです。このような環境を作ってくれた上司・同僚には本当に感謝しかありません。

 

最後に実家の両親・・・

 

電話をかけることができませんでした。

奇しくもこの日は母の誕生日・・・今電話をかけると両親は誕生祝いの電話がかかってきたと思うはずです。

さすがにその状況でがんになったとはとても言えませんので、両親には日を改めて報告することにしました。

 

がんを告知されたことは当然つらかったのですが、そのことを報告しなければならないことも、同じくらいつらいことでした。

今回見送った両親への報告は必須として、今後の状況では、友人・親戚、そして最愛の息子へもこの事実を伝えなければならない日が来るかもしれません。

どうかそうならないために、病気に打ち勝たなければならないとも思えた瞬間でした。