『日本上陸20周年! 「ツイン・ピークス」の歩き方』 | 21世紀のポップ中毒者

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WOWOW開局20周年ということ、スタート時の目玉であった「ツイン・ピークス」(90/91)ーーデイヴッド・リンチ☓マーク・フロストがクリエイトしたTVドラマ・シリーズーーのハイ・ヴィジョン放送が3月から連続放映!

という次第で、先日、15分の特番『日本上陸20周年!「ツイン・ピークス」の歩き方』(3月5日、6日放送!)と、5分弱の特番『「ツイン・ピークス」へようこそ #1~#6」(3月18日から毎週金曜6夜にわたって放送!)の収録がありました。

相方は、深夜TVドラマ番長こと大根仁さん(映像ディレクター目線担当)に、『色即ぜねれいしょん』(09)のオリーブ役で僕らの心のドアをノックした臼田あさ美さん(21世紀の女優目線担当)。
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僕は、もちろん、リアルタイムで狂った『ツイン・ピークス』馬鹿一代目線担当です。

92年、「ツイン・ピークス」のロケ地ーーワシントン州スノコルミーでドカ買いした便乗グッズの数々や、微妙な登場人物たちからサインをもらったレーザー・ディスク等々も披露しています。

改めて、観直すと、と言ってもファースト・シーズン(序章、第1章~第7章)に、セカンド・シーズンはリンチが演出を担当した回(第8章、9、14、29章)のみでしたが、その演出の用意周到さと、現場のハプニングをいただいた(と思われる)いい湯加減さのハイブリッドに、唸りました。

それにしても、『インランド・エンパイア』(06)のエンディングでも効果を発揮していた“踊り逃げ”というスキルは、「ツイン・ピークス」でもう確立していたのですね。

今ならではの発見、多々あり。

願わくば、『「ツイン・ピークス」へようこそ」における大根監督の、一見ドS、実は、愛のむきだし、じゃなくて、愛の裏返しとしての臼田さんへの個人的な質問(寝るときはどんな格好なの? 等々)がカットされていませんように。
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