この曲はドリス・デイの定番として愛聴していましたが、検索するとたくさんの名唱が見つかりました。
そもそもの人気は映画化によるもの。アメリカを代表する大人の女優さん、リタ・ヘイワースが映画で歌っている“大人のシーン”。ちょっとドキドキしてしまいます(苦笑)。もちろん歌は吹替えで、歌っているのはジョー・アン・グリーア(と資料に書いてあります)。
リタ・ヘイワース 映画『Pal Joey(邦題:夜の豹)』1957年より。
そもそもはリチャード・ロジャーズとロレンツ・ハートのコンビ(おなじみ「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」もこのコンビです)によって1940年に発表されたミュージカル『パル・ジョーイ』の人気曲で、ミュージカルの映画化で世界に広く伝わりましたが、功績者はドリス・デイだと思います。ボクの持っているLPによると、映画化よりはるか前の1949年5月に録音しています。伸びやかに歌う彼女のスタイルにシビれていました。
ドリス・デイ
もちろん多くのカヴァー録音がありますが、次はエラさんで。
エラ・フィッツジェラルド
ちなみにこの映画『パル・ジョーイ(邦題:夜の豹)』で主演を演じたのがフランク・シナトラ。でも映画では歌っていないようで、この映画ではお得意の「レディ・イズ・ア・トランプ」を快唱していますが、このカヴァー録音「Bewitched」もヴァースから歌ってさすが~~。
フランク・シナトラ(ちょっと洒落た写真集がついていますので、大人向け(笑))
数多くの歌唱をチェックしましたが、この人に勝るものなし。と、ご報告しておきます。じっくりお聴きください。
バーバラ・ストライサンド 1963
この歌の高揚感、いつ聴いてもステキです。リチャード・ロジャーズの名曲中の一つだと思います。