ヴァネッサの二枚組ベストボクは、京都に帰ると必ず行くところが二か所あります。
烏丸四条の『COCON烏丸』と『JEUGIA』四条店です。
前者では、1階の唐長と3階のShin-biが好きで、後者では、B1のセレクトCDコーナーがお気に入りです。
いままでもJEUGIAではいろんな異色CDを買ってきましたが、本日ネタはフランスの人気女優兼歌手のヴァネッサ・パラディ初の2枚組ベスト盤です。
“なにも京都でわざわざ買わなくても”と自分を言いきかせても、“渋谷のHMVだって店仕舞するご時世なので、今買わなきゃ”と思った次第。
また2枚目はレア音源集だとのことで、ヴァネッサの国内盤CDが“京都みやげ!”になりました。
ヴァネッサのアルバムは、過去に数枚CDを買っていますが、それら輸入盤がいつの間にか散逸してしまい、1枚しか残っていなかったのです。
(教訓:本やCDは、人に貸すとまず却ってこないものと心得よ)
ヴァネッサ・パラディといえばやはりコレ。レニー・クラヴィッツのプロデュースによる「Be My Baby」です。
CDの解説には、レニクラは“アナクロなロック歌手”なんて失礼なコメントが書いてありますが、彼の時代を超えた音づくりは“アナクロ”じゃなくて、“ロー・ファイ”(Hi-Fiに対比する表現で、Lo-Fi)っていうんですよ、ったく。レニクラ・ファンとしては聞き捨てならないなぁ、プンプン。
ご存じのかたも多いと思いますが、当時レニクラとヴァネッサはラブラブって噂でしたが、いまヴァネッサはジョニー・デップの妻です。子供もいるそうです。世界のジョニー・ファンを敵に回す勇気ある女性ですね(笑)。
ヴァネッサとジョニーのこんな映像がありました。
ところで、同じタイトルの曲としては圧倒的にこちらが大先輩。1963年、かのプロデューサー、フィル・スペクターの出世作です。
わが国の音楽家にフィルの信奉者が多く、かれの音づくりの特徴といわれる『The Wall Of Sound』(音の壁)の魔術が世界のポップス愛好家を生み出しています。
なかでは大瀧詠一、山下達郎の両名がつとに有名です。
ビー・マイ・ベイビー/ロネッツ
フィル・スペクターは、実に浮き沈みの激しい人生を送っています。数年前は女性の殺人容疑で有罪判決を受けて服役中だとか。
ビートルズのアルバム『LET IT BE』の最後のプロセスを完成させ、発売までこぎつけたことで有名ですね。
我が愛聴盤、ロネッツのCD