型月のなく頃に 2
友達として、悪い方向に向かう友達には一度諭してやらないといけない。そうすれば後でこいつが何かやらかしても少なくとも俺の責任ではなくなるし。
「おい高橋。」
「うわあああああああああああああ!なんだお前!」
「それはこっちの台詞です。」
「だれだお前は!」
「何やってんだ高橋。」
「・・・・・ばれてしまっては仕方がない。お前も仲間に入れ。」
「だからお前は何やってるんだ。」
「表現の自由を守るための秘密結社だ。一般国民が無関心な場所から攻め込み素晴らしい創作物をっ、いいか!これは聖戦だ!」
「・・・ジハード?」
「聖杯戦争だバカたれ!」
はあ・・・。
「よし秘密を知ってしまったお前にもう選択肢はない。これをかぶれ。」
「でもこれどう見てもk・・・・うわなんだよ!」
で、新入団員歓迎会をやるらしいので、夕方の簿記の授業サボらされた。俺単位やべえって。
高橋に連れて行かれた現場は大学内の地下室だ。こんなとこあったのか?
「よくぞ来た新入団員よ!まず前に出て自己紹介をしたまえ!」
高橋テンション高すぎだろ。
しかし・・・・・こう言っちゃ悪いが・・・面白い。
「新入団員くん!何をにやにやしているんだ!早く壇上にあがりたまえ!」
「ふぁ、、はい。細川たかゆきと言います。まずはあなたたちに質問させていただきたい。」
「何なりとお!」
「クッ・・・ひ、表現の自由の侵害を阻止するというが、あなたたちは具体的にどういう活動をしていくのですか?」
「いーい質問だ、我々の主な目的は表現の自由の死守だが、そのためにこの腐った国に多少手荒な処置をする。」
「ほう。」
「だから来るあの日、この国の国家中枢部を占拠する!!!!!」
はああああああああああ?
「ちょ、ちょっとま」
「手筈はほぼ整っている。全国に潜伏していたわれらの同胞はすでに行動を始めているだろうからな。君はいつも人を食ったような態度をとっているが、今回は食われたようだなハハハ」
面白くねえよバカたれ。
「まるで我々のことを大学のキモい一サークルだと思っていたような顔をしているな。しかしうれしいことに我々と同じ志を持ったものは日本中にいるのだよ。ここはその本部だ。」